先日試合を観戦したライオン ズ後藤オーナーは、松井監督の手腕を評価しました。
基本的に、後藤オーナーはマスコミの前でライオンズに対するネガティブな事は言わず無難なコメントが多いので、チームが最下位争いしている現状でも、松井監督の手腕を評価するとコメントしてしまいます。
多くのライオンズファンは、チームの勝利が見たいはずですので、この順位に納得している訳もなく、オーナーとファンとの温度差を感じます。
もちろん、マスコミに本心を話している訳ではないと思いますが、ライオンズファンとしては、「この順位は納得行かない。来季は補強して強くする」くらいの事を言ってくれると助かります。
ただ最近では、全力で獲得に向かうとオーナーが話した秋山翔吾を安値で交渉し逃しましたし、現状は発言と行動が別物となっている、金も口も出さないオーナーといった印象です。
故野村克也氏は、金は出すが口は出さないという、ソフトバンク孫オーナーを絶賛していましたが、チームを強くするには育成と補強はセットですので、後藤オーナーも補強に関心を持ってもらいたいです。
裏ではやっているのかも知れませんが、現場に発破をかけてもらいたいですし、補強費を少しでも出してもらいたいです。
今季は得点力不足、リリーフの不安定さ、ローテ5番手以降の貧弱さなど、課題も盛り沢山のシーズンとなっています。
来季巻き返すには、これらの課題をクリアーしていかなくてはなりませんが、育成と成長だけで全てを埋めるのは無理です。
後藤オーナーは、若手を起用し育成していることに対して評価しているようですが、実際はあえて若手を使っているというよりも、他に使える選手がいないために若手を使わざる得ない状況が実際です。
現場トップの渡辺GMもそのくらいは分かっていると思いますので、今オフはオーナーに進言するなりして、しっかり補強をしてもらいたいです。
ライオンズは予算は多くありませんが、飛び抜けて少ない訳でもありません。どちらかと言うと、予算の使い方が下手な球団ですので見直し必須です。
オーナーが監督を評価していると言っても、大事なのはオーナーではなくファン心理です。
球団経営を支えているファンが離れてしまっては、補強も何も今以上に出来なくなりますので、最大のファンサービスはチームの勝利という考えで、球団、現場共に一体となって取り組んでもらいたいです。
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