現役ドラフト1期生でもある陽川尚将選手は、不完全燃焼の1年でした。
古巣阪神が日本一となり複雑な気持ちもあるとは思いますが、それ以上に期待に応えられなかった今シーズンの悔しさの方が強いと思います。
昨年現役ドラフトでライオンズに加入しました。
右の強打者として、ライオンズとしては良い選手を獲得出来たと思いましたが、結果を残せませんでした。
ライオンズとしても、左キラーの陽川選手を右相手で使ったり、近年は外野メインでしたがチーム事情により不慣れなサードで起用したりと、イマイチ陽川選手を活かせませんでした。
ただ、1年ライオンズでやってきて首脳陣もある程度特徴を掴めたでしょうし、再度外野にもチャレンジするとの事ですので、来季はしっかり戦力化させたいです。
今季はファームで好調でも、ポジション的に1、3塁はマキノン、渡部、佐藤龍選手、指名打者には骨牙が居ますので、なかなか声がかかりませんでした。
一方、外野はスカスカでしたので、左投手相手のレフトスタメンなら使い所もあったと思いますが、ライオンズは頑なに外野を守らせませんでしたので、今季は使い所を見いだせないまま終わってしまいました。
ただ、使い方の問題以上に、キャリアを積ませたい若手ではない陽川選手だと、もっとファームで圧倒した結果を残したかったです。
ファームでは、89試合に出場して打率.264、9HR、53打点、OPS.814の好成績ですが、ファームの選手が1軍に上がると概ねOPSが.200程度下がりますので、想定OPS.600台なら今季は若手にキャリアを積ませたい首脳陣の意向も分かります。
しかし、長打も打てる選手も少ないチームですし、外野なら出番も増やせます。さらに来季は、マキノン、山川選手が抜けますので、首脳陣が使い所を理解出来れば右の強打者である陽川選手は十分戦力になる選手です。
レギュラーは難しいですが左投手への強さもあることから、昔のライオンズで言う所の西岡選手のように左キラーとして生きる道を作りたいです。
勿論、選手としてはレギュラーを目指したい所だと思いますが、ライオンズは現役ドラフトで愛斗選手を出した所からも、来季の外野は長谷川、蛭間、コルデロ選手を基本に、鈴木、岸、西川、若林選手が脇を固める陣容になると思います。
ライオンズではベテランになる陽川選手が、優先的に起用してもらうのは難しいです。
ただ、外野は数はいますが決め手に欠けますし、1塁はマキノン、山川、呉選手退団によりチャンスが拡がりました。
外野再チャレンジなら、内外野となりますし起用の幅も拡がりますので、左キラーとして存在感を出し首脳陣にもアピールしてもらいたいです。
首脳陣が陽川選手の活かし方を掴み、陽川選手としてもその時が来たら結果で応えられるようにコンディションを整え準備をしておきたいです。
野手補強の少ないライオンズとしては、支配下選手は全員来季戦力化しなくては、上位を目指した戦いは出来ません。
シーズン通して活躍するのは難しいかも知れませんが、一時的にでも1軍で活躍し戦力化する能力はある選手です。
ライオンズは近年、1、2軍の入れ替えがあまり上手くないですが、首脳陣はオフにしっかり今季の戦いを振り返り、来季こそは入れ替えが上手く行き戦力化出来た選手が増えたというシーズンになるように、戦力が足りないならせめて工夫して戦えるようにしてもらいたいです。
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