予定通りイースタンで本塁打王、打点王と2冠を獲得した渡部健人選手です。
体の中を変えていこうと思うとコメントしていますが、体重を維持したまま筋肉量を増やしたとの事です。
体重の重い選手は、膝や腰に負担がかかります。しっかりトレーニングする事で、怪我の予防にもなりますので、いい事だと思います。
筋肉に関しては、どこを鍛えれば良いかは正解がありますので、専門家に聞きながら継続的に鍛えてもらいたいです。
また、中田モデル、茂木モデルと来て、今度は中村モデルのバットを使うそうです。
色々と試している段階です。
バットもフォームも自分の形が出来てからが勝負になります。
早く自分の形を作ってもらいたいですが、今季の成績的にはもう少し時間がかかりそうです。
今季は1軍デビューを果たし、ホームランも打ちましたが、16打数1安打と実力ではなくお試しでの1軍デビューとなりました。
イースタンでは90試合に出場し、

本塁打、打点の2冠を獲得しました。
素材型のドラ1と言う事もあり、入団が決まったときから、今季はイースタンで本塁打王をと期待するファンも多かったですが、予定通り取れたのは素晴らしいです。しかし、
OPS.772、長打率.466、三振率29.9%と、2冠とは言え数字は伸びず、不調の時期も長く課題の多さも露呈しました。
期待の高さから、山川と比べられる事が多い選手ですが、山川の1年目のイースタンはOPSが1.000を超えていましたので、まだ比べるまでには至らずといった1年目でした。
1軍では、ソフトバンク和田のストレートにクルクルでしたが、イースタンでも2軍クラスの投手のストレートを捉えられていません。また、落ちる球への対応もまだまだです。少なくとも、速いストレートへの対応が出来なければ1軍は厳しいです。
また、三振率の高さからも、バットに捉える確実性が低くミスショットや三振も多いです。
ドラ1とは言え素材型のルーキーですし、大砲タイプの打者なので、好不調の波の大きさは想定内でしたが、シーズン後半の不調の時期が想定外に長かったです。
不調の時期を短くし、長打力を維持したまま確実性を上げることが来季の課題です。
個人的には今の段階では、来季1軍戦力として計算するのはまだ早いと思います。
今季のイースタンでは、渡部よりもブランドンの方が、長打力を維持したまま確実性を上げる成長を見せています。
現状はブランドン優勢ですが、秋季練習、自主トレ、キャンプと成長の機会は残っています。
まだ1軍戦力として計算するのは早いとは言え、ホームランアーティストとしての才能はある、期待の持てる選手です。
来季は2軍スタートだったとしても、OPS1.000に近い圧倒的な成績を維持して、6月くらいに1軍戦力になれれば理想的です。
今季はドラ1と言う事もあり、成績関係なく1軍に呼んでくれましたが、来季は圧倒的は成績を残して1軍に昇格してもらいたいです。
今季覚醒したオリックス杉本のように、ホームランを打てる選手の登場は、チームの得点力を向上させてくれます。
ライオンズの未来のためにも、渡部選手には大きな期待をしています。

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