今季こそは1軍ローテ入りをと、期待をしている渡邊勇太朗投手が厳しい状況です。
与四球が多く三振が少なく、ファーム相手でも不甲斐ない投球です。
ストレートが左打者相手だとアウトハイに抜ける悪癖は変わっておらず、決め球が確立せず空振りも奪えないという課題も改善していません。
また、イニングを重ねると徐々に落ちていく球速問題は昨年克服したはずでしたが、昨日のファームでは4回程度でも140前半と球速も物足りなくなってしまいました。
気温が低く風も強い環境ではありましたが、それにしても良くないです。
何より、いつもと同じ投球でしたので、何をテーマに登板したのか分からないのは残念です。
毎年のように春先は良くないですが、キャリアを考えても迷走状態に入ってしまいました。
オフには恒例の髙橋光成組でトレーニングを行ない、さらに大きな身体を作りました。
ただ、その身体が投球に活かせていません。
ストライクが入らなくても150キロを連発する訳でもなく、昨日は悪環境だとは言え平均142キロの球速は物足りないです。
球速に関しては寒さもあったかも知れませんが、ここまでのA班での登板も考えると、昨日の不甲斐ない投球は寒さだけが原因だとは思えません。
このまま、がむしゃらに結果を求めるだけの投球は見直さなければなりません。
また、今季から参入したプロではないオイシックス相手でも、なかなか空振りが取れないのは困りました。
オフに身に着けた、チェンジアップ寄りの握りにしたと言うスプリットも今の所効果を感じません。
髙橋光成組でのトレーニングですので、ラプソード等を使って投球分析もしているとは思いますが、空振りが奪えない部分は何とか改善しないとです。
ストライク率の確保、空振り率の向上と課題は山積みですが、球団のバイオメカニクスチームを使って投球フォームから見直したいです。
昨年後半は、150キロを連発出来る出力もありましたし、良い時はカットだけでなくスプリットでも空振りが奪えるポテンシャルを持っています。
毎年のように、前半戦は駄目で後半戦に良くなるので、この辺の調整も考え直さないとです。
ずっと期待をされている投手ですが、年下の羽田、黒田、菅井投手も控えていますので、今季で結果を残せないと厳しくなって来ます。
ここまで大きな身体を作るには並大抵の努力ではないと思いますので、こうやって頑張っている選手には大きく飛躍をしてもらいたいです。
今季は1軍ローテ入りのチャンスもあっただけに、非常に残念ですが、まだチャンスはあります。
ポテンシャルは高いと信じていますので、現場のコーチだけでなく球団もサポートして、そのポテンシャルを引き出せるようにしてもらいたいです。
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