辻監督から1番打者として期待をかけられている、若林楽人選手は、復帰に向けてリハビリ中です。
ルーキーイヤーの昨年は、44試合で20盗塁と断トツの成績を上げ、5月に離脱したものの、その盗塁数はシーズン終盤まで抜かれませんでした。
しかし、足が武器の選手としては、致命的とも言える前十字靭帯損傷の大怪我をしました。
パ・リーグファンとしては、プレイスタイル的にも、怪我をしたタイミング的にも、
ロッテ荻野を思い出してしまいます。
ロッテ荻野も、ルーキーイヤーに46試合25盗塁と、ライオンズファン的には、厄介な選手が入ってきたなと言うのを良く覚えています。
しかし、半月板損傷により離脱し、復帰後も、怪我前に比べるとですが足の怖さは減りました。ポジションも外野に変えて、再起し、今に至ります。
若林も完治したとしても、同じように走れるかは分かりません。
ただ、荻野を見ても、盗塁が出来るからレギュラーに復帰した訳ではなく、打てるからレギュラーになりました。
個人的には、盗塁は武器ではありますが、プラスα程度のもので、打率や出塁率、長打力、守備力といった部分の方が重要です。
若林が秋山翔吾の1番を埋めるかもと期待をしたのは、5月の出塁率.385、OPS.815の打力です。
元々速かった足が極端に遅くなることはないと思いますが、瞬発力という所で問題が出るかも知れません。
出塁が出来れば、盗塁は減っても問題はないですが、心配なのは守備です。
守備で大怪我をしたので、怖さが残る可能性や際どい打球判断時の止まったり、走り出したりといった瞬間的な動作に心配はあります。ただ、元々、センター守備が安心して任せられる訳ではなく、打球判断のミスもある選手なので、どちらにせよ練習です。
打てれば、上手くなくて無難に守れれば良いです。
1番打者は足が速い人ではなく、出塁出来る人です。
投手としては、足の速い選手はランナーに出したくはないので、強打者と比べれば、ゾーン内で積極的に勝負をしてくると思います。まだ粗さはありますが、しっかり仕留められるようになりたいですし、出来る選手だと思います。
若林のルーキーイヤーは、1軍でやれる自信と怪我の怖さを知ったシーズンでした。
まずは、怪我の完治が最優先です。その上で、強い体を作り上げ、思い切ったプレイが出来るフィジカルを手に入れてもらいたいです。
↑↑ポチッとお願いします