今季、ライオンズ球団としても悲願の2000本安打を達成した栗山巧選手です。

主力のFA流出の多い中、チームに残り活躍を続けてくれたお陰で、球団初の生え抜き選手の2000本達成となりました。
ホームランアーティストでもなく、かと言って安打製造機でも、守備職人でも、盗塁王争いする程の俊足でもない栗山が偉業を達成出来たのは、練習量で作り上げた、コンスタントに成績を残せる体の強さと安定感です。
努力で才能を補強した姿は、若手も見習ってもらいたいです。
晩年に入り、勝負強さが増し、まだまだ主力として活躍してくれています。今後も栗山は、戦力としてもチームに必要な存在です。
また、おそらく引退後は監督候補ですので、今までの貢献度、更には今後への期待も考えると、ライオンズにとって栗山は特別な存在です。
ただ、そういう部分を抜き、単純に今季の成績を見ると、

出塁率.334、三振率13%、四球率11%と、栗山らしい出塁能力を見せました。
一方、
OPS.654は、自己ワーストです。
原因としては、これも自己ワーストの長打率.320です。
通算でも、OPS.759、長打率.390の栗山ですので、
今季は物足りない成績となりました。
今季は、中軸を任される事もありましたが、打力を求められる指名打者やレフトでの成績としては、物足りなく、成績的には下位打線か代打の成績です。
ただ、栗山が物足りないと言うよりも、他の選手がこれ以上に打てていないのが問題です。
来季39歳になるベテランに、若い時の様にもっと長打も打てるようにと期待するよりも、他の若手選手たちがしっかりしなければなりません。
栗山本人はレギュラーとして試合に出たいでしょうけども、ここ一番に強さを発揮出来るので、代打の適性もある選手です。
理想は、栗山が代打でいられるような打線を組めることです。
指名打者は、やはり長打が打てる選手に使いたいです。
栗山自身も今季の不完全燃焼な成績は分かっているでしょうし、努力する選手ですので、来季に備えてオフ、自主トレとしっかりやってくれると思います。
ベテランではありますが、中村剛也同様に、若手に無条件にレギュラーを譲るのではなく、高い壁として若手に負けない成績を残してもらいたいです。

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