ファームは本日から、イースタンリーグが開幕します。
まずはDeNAとの連戦になりますが、
新外国人エンス投手が明日、登板予定です。

さらに、川越選手は本日から復帰となります。
川越選手は出遅れましたが、長打があり肩も強い外野手として必要な戦力です。1軍外野陣は、鈴木、愛斗、オグレディ選手で開幕は固まりつつありますが、シーズン通して考えれば、川越選手の力が必要になる時は来ますので、まずは調整し、1軍で活躍出来る状態にしてもらいたいです。
エンス投手は、高橋、今井、松本投手の先発3本柱を、エンス投手を加えて4本柱にしてもらいたい、期待値の高い投手です。

昨年の3Aでは、
19試合71.2回
防御率2.64 90奪三振 WHIP0.89 K/BB5.00
メジャーでも中継ぎとして活躍しましたが、3Aでは先発として、圧倒的な成績を収めています。最近のライオンズの外国人投手の中でも、指標的にはかなり優れた投手です。
球種は少ないですが、ストレートが速く三振の取れる投手ですので、日本でもそのパフォーマンスが出せるか注目です。
今後はファームで数試合ローテを回し、問題なければ1軍へとなります。
1軍は、高橋、隅田、渡邊、今井、松本、與座投手の順番で開幕から戦い、4月2週〜4週は週5試合となるため、おそらく與座投手がローテから外れると思います。
隅田、渡邊投手といった若い先発投手の出来次第では、エンス投手はそこに組み込まれると思います。
もし隅田、渡邊投手が結果を残していたとしても、隅田投手は、ルーキーですし、中6日ローテをずっと回していくのは難しいですので、4月3週にエンス投手を隅田投手の所に組み込み、隅田投手は中10日空けて、裏ローテの3番目で登板させる運用も考えられます。
この辺は、今後登板すらスミス投手も含めて、その時の状態を考慮して柔軟にローテを再編してもらいたいです。
その期待のドラ1隅田投手は、本日のオープン戦が最後の調整登板となります。

前回の反省を活かして、ストレートで押せる事、先頭打者を出さない事を意識して登板するとの事です。
オフから早めの調整を行っていた事もあり、キャンプ、紅白戦と仕上がりのよさを見せました。
オープン戦では、
2試合11回
防御率2.45 被安打10 奪三振10 与四球2 WHIP1.09 K/BB5.00
流石ドラ1といった投球を見せています。
被打率は高めではありますが、奪三振が多く与四球が少ない所は魅力的です。
与四球の多いライオンズ投手陣の中で、四球で崩れる可能性の低さは、大きな強みです。
オープン戦は登板数も少ないので、数字は参考程度ですが、K/BBは先発投手陣の中でも、チームトップの成績です。今日の投球次第では、WHIPも高橋投手を抜いてチームトップになる可能性もあります。
多彩な変化球はどの球種でもカウント球にもなり、時には勝負球としても使える精度の高さです。
チェンジアップの評価が高いですが、前回はカーブが有効的に使えました。また、オープン戦ここまでの登板を見ると、個人的には大学の頃から武器であったスプリットが、カウントが取れるだけでなく、空振りも取れる球となっているのは大きな武器だと思います。
隅田投手は、この変化球が軸ではありますが、オープン戦を見ていても、ストレートの威力があってこそ、この変化球を活かせています。
元々、ストレートの球速は平均で140前半くらいですが、オープン戦では何度か140後半のストレートを投げていました。広島戦では、その速いストレートで打者を差し込めていたので、変化球がより活きました。
ただ、まだストレートの安定性は低く、オープン戦でもストレートを弾き返される事が多く、変化球と比べると若干不安は残ります。
それでも、現時点でローテ確定どころが、3本柱に負けない活躍をしているので、心配はないと思いますし、まだルーキーですので、今後の伸びしろにも期待をしたいです。
タイプ的には球威で押すストレートではなく、キレで勝負するタイプですので、松本投手のようなスピンの効いたストレートが投げられるのが理想です。
まだ伸びしろもある投手ですし、将来的にはそういうストレートが投げられるようになってもらいたいですが、まずは、隅田投手は制球が良い投手ですので、力を入れた140キロ後半のストレートでも、しっかりコースに投げ分けられるようにしたいです。

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