戦力補強期限まで残り2ヶ月となりました。




ライオンズは、育成の滝澤選手を支配下登録したことで、現在支配下64名です。



ご存知のように、育成選手を保有するためには65名以上必要なため、あと1人は確実に支配下として獲得、もしくは育成から昇格をさせます。




ライオンズはファームが投手不足のため、先発は100球超えが当たり前、中継ぎも回跨ぎが当たり前と、ファームはかなり過酷な現場となっています。



育成の外国人選手は取りましたが、自由契約選手からの支配下選手獲得はこの状況でもしないので、おそらくないでしょう。


可能性があるとすれば野手になりますが、先日獲得報道もあった、元ライオンズの秋山翔吾選手です。


ファンとしては活躍してメジャーに昇格してもらいたいですが、チームが補強などをし、秋山選手のメジャー昇格の可能性がなくなる事もありえますし、まだ日本復帰の可能性はあります。


本人はアメリカで不完全燃焼ですし、このまま今季はアメリカでプレイするとは思いますが、可能性で言えばまだ分からないです。


ただ、支配下選手65名にしなくてはならない状況で、そのような不確定要素に期待することはないので、現実的には育成選手からの支配下昇格をあと1人行うことになります。



現在の育成選手は、中熊、出井、赤上、豆田、長谷川、ジョセフ、古市、菅井、川村、ヘレラ、コドラド選手に加えて、トミー・ジョン手術組の斎藤、粟津、伊藤、上間選手です。



支配下登録が既定路線なのは、おそらくトミー・ジョン手術組です。



ここまで投手不足でも、補強をせずに支配下を空けたままにしているのは、おそらくトミー・ジョン手術組のためだと思われます。



渡辺GMは、彼らが復帰したときに支配下に戻れるように、戦力層が苦しくなってもわざわざ枠を空けていると思われるため、まだ試合で投げていませんが、手術した時期的には斎藤、粟津投手は支配下復帰の可能性があります。



ただ、残り2ヶ月で投げられる所までは行くかも知れませんが、斎藤、粟津投手の元々の実績的にも戦力化までは難しいと思います。




そうなると、ファームで打撃成績の良い中熊選手、制球難さえ改善されれば赤上投手などが候補になりますが、ぶっちぎりの成績を出しているのは、


高卒2年目の長谷川信哉選手です。

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昨日までのイースタンの成績は、


11試合52打数

打率.400 1HR 3打点 1盗塁

長打率.578 出塁率.481 OPS1.059

三振率11% 四球率11%


まだ試合数は少ないですが、育成選手の枠を超えて、ファームでもすでに主力として活躍しています。



昨年は、サヨナラ打が3度あったり、練習試合で中日の守護神マルティネス投手からホームランを放ったりと、何かと持っている選手という印象でした。


今季は、持っている選手という印象的な部分だけでなく、成績で大きくアピールしています



昨季から大きく改善したのは、ボール球スイング率です。




10%程度改善され、三振が減り四球を選べ、ボール球を振らずにストライクゾーンの球を、しっかり打つという打撃が出来るようになってきています。




まだ20歳の選手ですし、平石コーチからも才能を評価された伸びしろもある選手です。




辻監督からは春先に、不祥事がまだ世間には公表される前でしたが、おそらく不祥事を知ってて激励も込めた辻監督の親心からきた面もあると思いますが、「長谷川選手は将来ライオンズを背負う選手」だと賛辞しました。




長谷川選手の能力的には問題ないですが、懸念されるのは不祥事の影響です。



謹慎が終わったからと言って、無かったことにはなりません。この辺を球団も長谷川選手自身も理解して、以前在籍していた選手のように、何度もトラブルを起こさなければと思います。



ライオンズは、コンプライアンスに厳しいと言われる事もありますが、実際は甘いところも多い球団です。



プロ野球選手になれるような才能を持った選手たちは、地元のスターだった選手も多いと思うので、管理と言ってもなかなか難しい面もありますが、ファンあってのプロ野球ですし、長谷川選手をもし今季中に支配下にするなら、球団はファンに対して説明もしっかりしなくてはなりません。






まだ期間はあるので、今後きっかけを掴んで飛躍する選手もいるかも知れませんが、今の所残り1枠の支配下選手は、長谷川選手が最有力、対抗に中熊選手と言った所です。




ただ個人的には今でも、自由契約選手の中から投手を獲得するのが優先だと思います。



ファームのイニングイーターをやってもらう代わりに、育成ではなく支配下契約で獲得を打診し、残り1枠の支配下選手枠を埋めたいです。



1軍戦力にはならないかも知れませんが、そのくらいファームの投手不足は深刻です。




ファームのイニングイーター獲得が無理なら、育成からの昇格となりますが、育成選手の中なら、育成4年目となった中熊選手にも頑張ってもらいたいですが、能力や伸びしろを考えれば、やはり長谷川選手です。内外野守れますし、長打が打てる右打ち選手というのもメリットです。






ファームは9連戦中のため、本日も試合があります。



戦力層の薄いライオンズは、全員が戦力です。



現状は、試合をこなすのに精一杯となってしまっていますが、1人でも多く1軍に送れるような、育成、活躍をしてもらいたいです。





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