埼玉西武ライオンズ、2022年ドラフト全指名選手です。

20221020_205015




ドラフト1位

蛭間拓哉 22歳 外野手 早稲田大学

Screenshot_20221020-182614~2


大学通算12本塁打の、大学No.1スラッガーです。コンタクトに課題はありますが、長打を打てる能力は魅力的です。



渡辺GMもずっと追いかけていたとコメントし、蛭間選手も1番行きたい球団だったと言ってますので、相思相愛です。


秋山選手が渡米して以来、埋まらないセンターのレギュラーを1年目から狙ってもらいたいです。







ドラフト2位

古川雄大 18歳 外野手 佐伯鶴城高

Screenshot_20221020-190715~2

185cm90kgと恵まれた体格を活かした身体能力は、世代No.1とも評価される外野手です。補強ポイントの右打ちの外野手でもあります。走攻守揃った、パワーとスピードが自慢の、完成形は右の柳田選手と言った所です。


高校生の中では評価の高い選手を取りましたが、蛭間選手に続いてまた外野手です。もしかすると、現役ドラフトを見越しての事かも知れませんが、球団も本気で外野手争いを終わらせに来ました。


蛭間選手同様に当たれば飛ぶタイプですので、コンタクトを改善しなくてはなりませんが、長打を打てる選手を1、2位と指名してきました。


打力で言えば、ライオンズに居そうな体型であり、評価も高い航空石川の内藤選手もおり、指名できるチャンスはありましたが、ライオンズは古川選手を選びました。


球団としての期待も高い選手ですので、大きく成長してもらいたいです。







ドラフト3位

野田海斗 18歳 捕手 九州国際大付高

Screenshot_20221020-195725~2

173cm74kgの右打ちの捕手です。昨年に続いてドラフト上位で捕手を取りました。


ということは、森選手の残留は厳しい見込みですかね。。。


ただ、森選手の動向に関わらず、捕手の年齢バランス的にも高卒の捕手は補強ポイントです。


また、九州国際大付高の監督は、ライオンズでスカウト部長も務めた楠城監督ですので、色々情報を掴んだ上での指名だと思います。


野田選手の強みは肩です。高校通算15本塁打とパンチ力もありますし、数年後正捕手を狙う選手へと成長したいです。







ドラフト4位

青山美夏人 22歳 投手 亜細亜大

Screenshot_20221020-185723~2

亜細亜大学を日本一に導いた、183cm94kgの本格派右腕投手。MAX151キロのストレートに、カーブ、ツーシーム、スプリットを使う総合力の高さがある投手です。


爆発力こそ低いですが、ゲームメイクも出来ることから、先発ローテ入りを目指したいです。







ドラフト5位

山田陽翔 18歳 投手 近江高

Screenshot_20221020-185642~2

浅野選手と共に、甲子園を沸かせた山田選手を5位で取れました。


MAX149キロのストレートに、スライダー、ツーシームが武器の世代を代表する右腕です。高校日本代表では、クローザーを任され圧巻の投球を見せるなど、メンタル面の強さも武器です。


甲子園ファンからは人気も高く、将来性もある投手ですので、今後が非常に楽しみです。






ドラフト6位

児玉亮涼 24歳 内野手 大阪ガス

Screenshot_20221020-195614~2

守備と足が武器の、166cmと小柄な即戦力ショート。非力さが課題ですが、広角に打て粘り強い打撃が出来る選手です。


即戦力内野手は補強ポイントですが、6位でようやく取りました。滝澤選手で味をしめたのか、同じようなタイプの守備型選手です。


今年は上位で高校生を指名してますので、下位で即戦力野手という部分は良いと思いますが、打てる内野手ではなく守れる内野手を取りました。


滝澤、山野辺、山田選手と同じような守備型タイプがいますが、それでも24歳の内野手をとった事で、現役ドラフトにどういう影響が出るのかも注目です。





支配下選手は、昨年同様に6人指名しました。

1位から3位まで野手を指名し、且つその内高校生が2人と蛭間選手以外は将来性重視の上位指名です。逆に下位は大卒右腕に、社会人野手と即戦力を指名し、さらには甲子園のスターも指名できました。


野手を多めに取りましたので、球団としても次世代の野手の中心選手を作りたいといった所だと思います。







続いて育成指名選手です。






育成1位

野村和輝 19歳 投手 石川ミリオンスターズ

Screenshot_20221020-193045~2

東大阪大柏原高時代は、通算27本塁打に最速148キロと二刀流の選手です。

独立リーグでは、外野、サードと野手での起用中心ですが、投手としては最速151キロのストレートに、スライダー、カーブ、フォークも投げます。

評価的には、強肩強打の内野手です。

表示的には投手となっていますが、スカウトコメントでは大型内野手の長距離砲と紹介しているので、内野手だと思いますが、二刀流をやらせるのかも注目です。





育成2位

日隈モンテル 22歳 外野手 徳島インディゴソックス

Screenshot_20221020-202032~2

元々は投手でしたが、7月に野手に転向した身体能力の高い選手です。身体能力の高い育成外野手となると、ジョセフ選手っぽいです。

入団テストからの指名です。

色々なデータをとった上で、まだ伸びしろもある選手との判断での指名ですので、大化け出来るようにしたいです。




育成3位

三浦大輝 22歳 投手 中京大

Screenshot_20221020-202323~2

180cm92kgの右腕投手。

MAX151キロのストレートに、スライダーが武器の投手です。主にリリーフとしての登板が多いですが、3年秋にはリーグ戦で防御率0.84と結果を出し、ベストナインと最優秀防御率に輝きました。

大学では20kg近く体重が増えストレートの力も上がり、奪三振率5.15ですが、反面、制球の安定感に欠け四球率4.03と課題を残しています。

ストレートの回転数が平均で2700と、ストレートの質にこだわりもあるようですので、その出力を安定して出せるようになりたいです。





育成4位

是澤涼輔 22歳 捕手 法政大

Screenshot_20221020-201838~2

試合途中からの出場が多く、リーグ戦での実績は少ないですが、強肩を武器とする捕手です。

まずは、同じ育成の古市捕手と共に支配下入りを目指したいです。








育成選手も昨年同様に4人の指名です。

最近は、水上投手を筆頭に、中熊、赤上、長谷川、滝澤選手と育成からの支配下選手も増えています。


実績的には物足りない部分もあり、育成指名となりましたが、ライオンズはチャンスもある球団ですので、しっかりトレーニングを行い、第2の水上投手を目指したいです。







2022年のライオンズのドラフトは、上位で高校生野手2人を指名と、昨年の上位3人即戦力から一転、将来性に賭けた指名となりました。

ただ、下位で大卒投手、社会人内野手を指名出来たのでバランスは悪くないと思います。


ドラ1、2位が外野手ですので、既存の外野手達もいよいよ正念場となります。来季はハイレベルな争いを見せてもらいたいです。



しかし、野手を上位指名に使った反面、即戦力リリーフの確保は思うように行きませんでした。


今季はチーム防御率1位だったとはいえ、3本柱に加えて、與座、エンス投手、さらに隅田、佐藤、渡邉投手と期待の若手もいる先発に比べて、中継ぎは増田投手の衰えも見え始め、また今季は酷使もあり終盤は失速してしまいました。


ファームの中継ぎ陣は制球難の投手も多く、すぐに使えるかは不透明ですし、そもそもファームは投手不足で一杯いっぱいです。


枚数的にももう少し欲しい所ですので、後は戦力外や現役ドラフトを使って確保したいです。



今ドラフトでの悪い意味でのサプライズは、ドラフト上位候補だと思われていた、立大の山田選手が指名漏れとなった事です。


打力に優れた内野手ですので、即戦力内野手が必要なライオンズには良いと思いましたが、プロのスカウトの目には止まりませんでした。


全球団から指名がないので、それがプロの目だと思いますが、最強世代とも言われた大阪桐蔭出身の、甲子園でも見ていた選手だっただけに残念です。




今回指名された選手は、プロの目に止まった選手たちです。特にライオンズは戦力が足りないチームですので、ルーキーだからと遠慮せずにレギュラーを狙ってもらいたいです。




にほんブログ村 野球ブログ 埼玉西武ライオンズへ
↑↑ポチッとお願いします












スポンサードリンク