ファーム期待の投手である、赤上優人投手、井上広輝投手です。

赤上、井上投手共にまだまだ伸びしろもあり、来季の飛躍が期待される若手投手です。
今季のイースタンの成績は、
赤上投手


23試合74.1回
WHIP1.33 K/BB2.17
奪三振率7.87 与四球率3.64
先発転向が成功し支配下入りが叶いました。
ルーキーイヤーの昨年は、中継ぎとして150キロのストレートを連発し、ただ速いだけでなく空振りも取れるストレートの質でしたので、支配下入りも期待されましたが、とにかく制球が悪くチャンスを逃しました。
今季も期待をされ1軍オープン戦で試し、そこでも奪三振能力の高さを見せられましたが、課題の制球が改善されていない事から、またも支配下入りは見送られました。
ただ、ファームで先発に転向してから素晴らしい投球が続きました。9試合に先発し完投も1つ経験しました。
球速は140前半程度に落ちましたがまとまった投球が出来るようになり、特にスライダー、カーブ、チェンジアップと変化球が効果的でした。
ストレート押しのパワーピッチから、変化球中心の投球に変えてから才能が開花し始めています。
7月のDeNA戦では、7回13奪三振の圧巻の投球を見せました。
スライダー、カーブのキレが抜群で空振りを量産しました。この結果で支配下入りも確定しました。
ストレートは制球重視で140前半と球速は落ちたものの、空振りが取れる質は維持しているのは期待が持てます。
まだまだ伸びしろもある投手です。
球速を上げても制球を乱さないレベルになってもらいたいですが、球速よりも空振りが取れるストレートの質を維持、向上をさせたいです。結果、制球を乱さず150キロが投げられれば理想的です。
また、変化球はスライダーが決め球ですが、個人的にはカーブの精度を高めて欲しいと思います。
先発ローテを考えたときに、緩急主体のカーブ使いがいるとバリエーションも拡がります。
13奪三振を成し遂げた試合では、カーブでカウントも空振りも取れていましたし、そのキレを安定して出せるようにレベルアップしたいです。
今シーズン中から、先発投手の完投能力や中継ぎ投手の疲労も考えて、ロングリリーフの活用を主張してきました。
赤上投手としては、1軍デビューを果たすために、まずはそのロングリリーフや、谷間の先発を来季狙いたいです。
今季成長を見せた非常に楽しみな素材ですので、いずれはローテーション投手になれるように大きく成長したいです。