森選手移籍により、来季は奮起を期待したい中熊大智選手、齊藤誠人選手、古市尊選手、牧野翔矢選手です。
来季の捕手は、古賀選手を中心に柘植、岡田選手の併用起用になると思います。
ただ、岡田選手は怪我がちですし古賀、柘植選手だけでシーズン通してとなると苦しいのが現状です。
少しでも捕手の厚みを持たせるためにも、ファーム捕手陣の戦力化が必要となってきます。
今季のファームの成績は、
中熊選手
66試合
出塁率.361 長打率.313 OPS.674
三振率16.2% 四球率10.5%
今季は育成4年目にして念願の支配下入りとなり、1軍も1打席だけですが経験出来ました。
ミートに長けた選手で、ファームでも高い出塁率を出せています。パワー不足が懸念されますが、今季はホームランも出ましたし少しずつ成長を見せています。
打撃面では良いパフォーマンスを見せていますが、捕手としてとなると課題も多いです。盗塁阻止、ブロッキング、フレーミングと1軍でとなると力不足も感じる所です。
ファームでも1塁と捕手を兼任しています。打力を活かすなら1塁起用が望ましいですが、1塁手としては打撃面でもっと高いパフォーマンスを見せたいので、なかなか使い所も難しいです。
現状のライオンズの都合で言えば、森選手が抜けた事で来季の捕手陣は束になって戦いたいので、中熊選手も捕手として活躍をしてもらいたいです。
捕手として守備面は最低限でも良いので、とにかく打てる所をアピールし、他の捕手との差別化を図りたいです。
中熊選手としては打力を活かして、代打兼第3捕手を狙いたいです。
以前の上本選手のように、代打兼第3捕手として存在感を出せるように、パワー不足を解消し打撃面でアピールしてもらいたいです。
齊藤選手
49試合
出塁率.358 長打率.266 OPS.624
三振率18.1% 四球率13.6%
今季は打撃面で大きく成長を見せました。
四球を選べるようになり出塁率も上がりましたし、ファームでも打撃面で存在感を出せました。フェニックスリーグでもノーヒットながら5四球と出塁が出来ています。
今季はファームで打撃好調でしたので1軍でも打席を見たかったですが、1軍では1試合のみの出場で打席に入れなかったのは残念です。
現状、古賀、柘植選手とレギュラー争いとなるとまだ物足りたいですので、狙う所はまずは3番手捕手です。
中熊選手と比べると打撃面では劣りますが、守備面では齊藤選手の方が良いです。
ただ、安心して捕手を任せられる訳ではないので、来季は今季成長したアプローチ面に加えて、長打も増やし、打撃面でのアピールをして行きたいです。
古市選手
15試合
出塁率.303 長打率.214 OPS.517
三振率6% 四球率15.1%
怪我の影響もあり打席数は33と少ないですが、ルーキーイヤーの今季はファームで15試合に出場出来ました。
シーズン後のフェニックスリーグでは、こちらも打席数は少ないですが、打率.455(11-5)、出塁率.571、長打率.455、OPS1.026と打撃好調でした。
自慢の肩でも盗塁を刺しましたし、来季に向けて良い形で終われたと思います。
育成捕手ではありますが、怪我人が出れば支配下もあり得る状況ですので、来季はファームで試合に出てアピールしたいです。
そして、今季1軍デビューを果たしポテンシャルも見せた牧野選手の1軍成績です。
牧野選手
11試合
出塁率.194 長打率.207 OPS.400
三振率21.8% 四球率6.2%
将来への可能性も見せたシーズンでした。
元々怪我がちでファームでも試合に出たり出なかったりが続きましたが、昨年から打撃面で大きな成長を見せ、昨年のフェニックスリーグでは3番を任され、OPS.900、長打率.532と大きくアピールしました。
その勢いのまま今季は1軍デビューも果たし、まだまだ経験不足は否めませんが、経験を積めましたし森選手離脱時は戦力にもなりました。
ただ、2塁送球の精度が悪く心配でしたが、やはり痛めていたようで、ファーム降格後トミー・ジョン手術をすることになりました。
そのため来季は、育成選手となりリハビリの年になります。
まずは捕手として復帰を目指してもらいたいですが、もし送球面が改善しなかった場合でもバッティングの良い選手ですので、打てればコンバートするなどして使い所のある選手です。
本格復帰は再来年以降となりますが、万全な状態に回復させもう一度1軍を目指したいです。
来季はドラ3野田捕手、育成の是澤捕手と入団してきます。
特に野田捕手はドラ3ですし期待されています。
高卒ですのでまずは基礎体力作りからになると思いますが、仕上がればファームの試合で使い英才教育をするでしょうから、既存ファーム捕手陣にとっては強力なライバルです。
森選手の移籍により、来季は大きなチャンスを掴める可能性があるシーズンでもあり、期待のルーキーが入団することで既存ファーム捕手の起用優先度が下がる可能性もあるシーズンです。
ファーム捕手陣にとっては、毎年が勝負の年ではありますが、来季は特に勝負をかけなくてはならない年です。
捕手としての総合力では1軍実績もある、古賀、岡田、柘植選手には及ばないかも知れませんが、長所を伸ばし使い所のある選手へとレベルアップを見せてもらいたいです。
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