たった2日で方針変更した、平良投手先発転向の舞台裏です。
関係者談なので信頼性の問題はありますが、記事には1度目の保留の後、平良投手先発転向に関して親会社の意向も働いたとの事です。
1度目の保留の際に渡辺GMは、平良投手の気持ちを理解しつつも、起用法に関しては選手の気持ちよりも現場の首脳陣の考え重視という考えを示しました。
首脳陣の意向優先という方針は、GMとしては当然の態度だと思いますが、たった2日で方針を変更し、平良投手が言うには席につくなり先発転向を認められたとの事です。
平良投手もYou Tubeで交渉の舞台裏を話し、世論も挑戦くらいはさせてやれという雰囲気でしたし、親会社もイメージ悪化を恐れたのかも知れません。
長引きそうでしたので、編成やチーム戦略、平良投手のトレーニングなどの問題を考えると、スピード感ある方針転向は個人的には良いと思います。
また、平良投手も駄々をこねている訳でも先発ローテ確約を貰いたかった訳でもなく、先発挑戦をさせてほしいとの事でしたし、早期の方針転換は親会社の意向が働いたとしても、結果的に良かったと思います。
もちろん平良投手が結果を出してこその英断であり、平良投手自身も頑張らなくてはなりません。
平良投手もメジャー思考がありながらも、アピールの場にもなるWBCを辞退してでも先発調整を優先するとやる気になっていますし、期待したいです。
ただ心配なのは、本当に親会社の意向で方針転換したのであれば、松井監督がそのプランでしっかり勝ち筋が見えているのかという事です。
松井監督も平良投手の先発転向はNOの立場でしたが、たった2日で方針転換しましたので、親会社が言っているし仕方ないと言う先発転向だと心配です。
方針転換のきっかけが親会社だったとしても、先発転向自体は悪くないと思っているのでそこは心配ないですが、現場を預かる松井監督が先発平良海馬を想定したプランを描けているかは気になる所です。
おそらく投手起用に関しては、来季も今季のパターンを頭に入れていたと思いますので、豊田コーチとミーティングを重ねて、新たなプランを固めて行かなくてはなりません。
野手出身監督なので、投手起用に関しては豊田コーチに一任するかも知れませんが、一任するなら腹を据えて余計な口出しは禁物ですし、関わるならとことん議論を重ねなくてはなりません。
球団はメディアへの露出も含めたイメージアップも松井監督に期待しているかも知れませんが、ファンとしてはとにかくチームが勝ってもらいたいです。
監督業の中でも、投手起用、打線・守備の構築、選手の入れ替えなどは、試合中の采配以上に勝敗に影響の出るものだと思っています。
数年前から既定路線と言われていた松井監督誕生には不安もありましたが、就任したからには勝つために全力で取り組んでもらいたいです。
前任の辻監督は、暗黒期から就任2年で連覇を果たしましたので求められるレベルは高いですし、チーム事情的に流出が多く補強の少ない苦しい戦力ではありますが、少しでも勝つ可能性が高い選手起用を工夫して構築してもらいたいです。

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