山田選手とのトレードで古巣復帰となった、佐藤龍世選手です。
仲の良い先輩森友哉と自主トレを行い、サードのレギュラー取りに意欲を出しています。
ライオンズは外野手争いがここ数年の課題となっていますが、それより前から中村剛也の守るサードの後継者が課題です。
中村選手の後継者は中村選手と言われる程、結局はずっと中村選手に頼ってきましたが、今季で中村選手も40歳となり、いよいよサードの後継者問題も切羽詰まって来ました。
佐藤選手は、一時期はファームのプロスペクトとしてサードの後継者争い一番手でした。
しかし、不祥事を起こしチャンスを棒に振り、最終的には日ハムにトレードとなりました。
能力的には期待の出来る若手でしたので勿体ない気持ちもありましたが、日ハム移籍後も1軍ではなかなか結果を出せずに伸び悩んでいます。
日ハムでは新庄監督からペッパー師匠とネーミングされ、軽打が評価されていましたが、ライオンズに復帰し元々のフルスイングに戻すとの事です。
ライオンズにいた頃は、佐藤選手が小谷野選手のような選手になってもらいたいと夢見ましたが、現状はまだまだ力不足です。
それでもファームでの成績は良いため、トレードにより慣れた環境に戻りましたし、これを機に飛躍をしてもらいたいです。
球団としては、渡部、ブランドン選手を中村選手の守るサードの後継者と見込みましたが、渡部選手は伸び悩み、ブランドン選手は怪我でスタートラインにも立てていません。
そうなると現状は、選球眼が良く勝負強い呉選手がサードの最有力となります。他にもシーズン後半に存在感を出した平沼選手も候補となります。
両者共に選球眼が良く、四球も選べる所は武器です。呉選手は長打もあるので、打撃の安定性を高めればレギュラー最有力候補です。
ただ、呉選手も平沼選手もまだ安定した打撃が出来ませんし、最有力の呉選手はサード守備に課題があり、また呉選手は.200(対右.236)、平沼選手は.133(対右.293)と対左投手を苦手としていますので右打者の佐藤選手にもチャンスはあります。
ライオンズの場合サードとなると、長年中村剛也選手のイメージもあるため、そこそこ打つくらいでは物足りなさも感じると思います。
当然、内野の中では守備負担も大きい二遊間よりも、サードは打てる選手を配置したいですので、候補の中から最も打てる選手をスタメンで使いたいです。
レギュラーが決まっていないポジションですし、現役トレードで加入した陽川選手も、社会人卒の即戦力ルーキーの児玉選手にもチャンスはあります。
過熱しそうで過熱しないサード争いですが、結局は大ベテランとなる中村選手に頼るという事はそろそろなくしたいです。
佐藤選手のライオンズ復帰が引き鉄となり、サード争いが活気づく姿を今シーズンは見せてもらいたいです。

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