2013年からのドラフトをWARでランキングすると、コア4の貢献度が高いライオンズが12球団1位の結果でした。








今回は、高卒、大卒、高卒社会人、大卒社会人、その他(独立リーグなど)で分類し、出身別による成功度をWAR視点で判断した記事です。




結果をまとめると、




通算WARで見ると大卒が圧倒的ですが、母数が違うため総数を考慮しパーセンテージから見れば、大卒社会人の貢献度が高い結果になりました。




総数で見ると数値的に低いのは高卒ですが、育成に時間のかかる高卒は今後次第では数字も変わってきますし、MVPを取るようなスケールの大きな選手は高卒が多いです。



ただ、高卒の成功者はドラフト1位クラスが多く下位指名、特に野手では少ないのも現状です。また、独立リーグ出身選手も苦戦しているのが現状です。









WARで見ると成功率の高い大卒社会人ですが、主に野手が多い結果となっています。




源田選手や阪神の近本選手などがそうです。また、ルーキーながら主力級の活躍を見せた日ハムの上川畑選手もです。




上川畑選手のように下位指名ながらも活躍をする可能性があるのが社会人野手の良い所ですが、その理論で言えばライオンズに入団する大卒社会人野手のドラフト6位児玉選手には期待がかかります。




非力さはありますが、堅守で足もある内野手です。同じくドラフト時は打撃よりも守備が評価された上川畑選手のようにプロで打撃もフィットすれば、ライオンズとしては大きな戦力となります。



基本は外崎、源田選手のバックアップとしての獲得だと思いますが、打てれば空いているサードのレギュラー取りも目指せる選手です。




ライオンズの1.5軍クラスの伸び悩んでいる選手たちは、1軍だとアプローチが悪くなる傾向がありますので、児玉選手としては三振率を下げコンタクトの良い打撃を見せたいです。




また守備に関しては評価は高いですが、プロとして即戦力となるかどうかは見極めが必要です。守備に関する見極めは、前任の辻監督が上手いのでキャンプを見に来るでしょうから評価してもらいたいです。




ただ、大卒社会人野手なら無条件で活躍する訳では当然ありません。ライオンズで言えば、山野辺選手は伸び悩んでいますし、現状は大卒社会人卒に求められる即戦力とはなっていません。








大卒社会人卒として求められるのは即戦力です。



大卒社会人となると、プロ野球選手としては年齢的に決して若い訳ではないですし、育成前提での指名ではありません。




そのため、圧倒的な成績を残していない限りドラフトでは下位指名になりがちですが、下位の大卒社会人野手はチームが足りない部分を即戦力として補うために指名されますので、個人的にはワンチャンあると思っています。




スケール的には主軸とはならないかも知れませんが、ライオンズ打線は4番以外は決まっていませんので、出塁率を上げることが出来れば上位を担える可能性もあります。




また、新監督は自分の色を出したがる傾向がありますので、お気に入りの選手を見つけ優先的に起用する事が多々あります。




個人的には、松井監督にはそういう起用は控えてもらいたいのですが、スピード感のある野球を掲げている松井監督ですので児玉選手にとってはチャンスです。




球団も即戦力として獲得していますので、キャンプでアピール出来れば開幕1軍もぐっと近づきます。



今季から戦力となれば、児玉選手のその後の野球人生を変えますので、是非ともチャンスをものにしたいです。





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