大怪我からの完全復活を目指す若林楽人選手です。

おそらく、昨年の今頃はライオンズで復活&飛躍を最も待望された選手でした。
ルーキーイヤーのインパクトが強く、秋山翔吾以来の1番が埋まるかもと期待を抱かせました。さらに、自慢の足はぶっちぎりの盗塁数でアピールするなど、シーズン序盤から盗塁王のタイトルも確実視された程でした。
しかし、左膝前十字靭帯損傷の大怪我により長いリハビリ期間となり、昨年は復帰するものの満足な結果は出せませんでした。
復活を期待していたファンからすると、昨年の若林選手の成績は肩透かし感もあったかも知れません。
ただ、怪我をする前の成績が良かった事もあり、また1番が固定できないチーム事情もあり、自然と若林選手に求めるハードルが上がってしまった事もあります。
元々粗さのある打撃でしたし、1年目は運もよく結果を出せましたが、この打撃スタイルだと限界もあります。
昨年は積極的すぎるスイング率が仇になり、何でもかんでも振りすぎて、高すぎる35.8%の三振率となってしまいました。
靭帯損傷という大怪我ですので、復帰は出来ても完全復活となると簡単には行きません。
オフには、松井監督、高山コーチの手を借りて、しっかりためを作って打つ動作を学びました。また、自主トレも単身渡米し身体を作りました。
すぐにとは行きませんが、手術した靭帯も馴染んでくればまた思い切ったプレイが出来ると思います。
もちろん、積極的すぎるスイング率を抑えてボールを見極められるようにならなくてはなりませんし、守備の打球判断も危うい所があるので、堅実さを身に着けなくてはなりません。
課題は多いですが、松井監督の目指すスピード感のある野球を体現するには最適な選手です。
昨年は不完全燃焼でしたが、それでも1番打者候補として今でも名前が挙がりますし、期待も大きな選手です。
個人的には、積極的なスイングよりも控えめなスイングにしてボール球をしっかり選べる打撃にし、もっと出塁率を意識した打撃スタイルにしてもらいたいです。
守備の不安定さは要改善ですが、とにかく出塁率が高ければ守備がイマイチでもレギュラーです。
見た目も良いですし、ベルーナドームで躍動する姿は絵になる選手です。
辻前監督から宇宙人と呼ばれたメンタリティーを活かし、課題のトップバッターを担える選手へと飛躍してもらいたいです。

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