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2021年11月

左腕不足と言われるライオンズ投手陣ですが、左腕不足ではなく、左打者対策が不足しているのが現実です。



先発は隅田、佐藤投手といった有力新人に加えて、エンス投手を獲得した事で、まだ未知数ではあるものの左腕先発を補強しました。




後は、終盤の大事な局面で出せる、中継ぎの左キラーが欲しい所です。





現状、パ・リーグ各球団には、ライオンズ戦に強い左の強打者が必ずいます。



ライオンズ戦4割超えのオリックス吉田正尚をはじめ、日ハム近藤、楽天島内、ソフトバンク柳田、ロッテマーティンといずれも左打者です。


ロッテマーティンに関しては、ライオンズ戦.343と高打率ですが、他球団との対戦では1割〜2割前半の低打率です。





主力以外でも、ライオンズ戦に強い打者は左打者が多く、対策は必要です。






首脳陣も何とかしようと、小川や武隈の両左腕を左打者にぶつけていましたが、両者共に本来左キラーではないため、苦戦しているのが現状です。





ライオンズ中継ぎ陣の左右別の今季成績は、




平良  右.200 左.157

田村  右.176 左.157

武隈  右.000 左.200

宮川  右.273 左.205

ギャレ 右.292 左.244

公文  右.333 左.256

森脇  右.284 左.260

増田  右.255 左.275

平井  右.267 左.308

十亀  右.203 左.377

佐野  右.172 左.386



増田、森脇が2020年並みのパフォーマンスをしてくれれば、平良を終盤の対左の強打者相手の、ここぞの場面で使えるのですが、現状は対左打者で投げる事の多い、武隈、公文に頼ることになりそうです。




対左での登板が多い訳ではありませんが、宮川、ギャレットは左打者の方が成績は良いです。また、敗戦処理がメインではありますが田村も成績は良いです。



一般的には、左打者対策にはスライダー系を投げる左投手が適任ではありますが、居ないのであれば対左打者の成績が良い右投手でも良いと思います。



ただ、宮川も田村も左の強打者相手に使われてきた訳ではないので、対戦数が増えると被打率も跳ね上がる可能性があります。さらに、宮川に関しては投球フォーム修正がまだ上手く行ってないので、自分との戦いを終えてからの話になります。



平井、十亀は右専用といった成績です。佐野に関しては、左投げですが対右打者用の投手といった成績です。



それぞれ魅力のある中継ぎ投手たちではありますが、対左打者となると使い所のない投手が多いです。





居ないのであれば、育成と補強です。


どの球団も左投手の需要が高い事を考えれば、左キラーを作る難しさは分かりますので、即戦力なら外国人投手です。



今の所、エンス投手、オグレイディ選手といつになく外国人補強にライオンズは力を入れているので、有力な中継ぎ投手獲得も期待したいです。



育成に関しては、トミー・ジョン手術後のリハビリ中ですが、今のままでは使い所のないドラ1斎藤投手や、来季入ってくる育成の菅井投手といった、中継ぎがメインとなりそうな左腕投手を、総合的にではなく、思い切って左キラーとして特化した育成をしても良いと思います。




ライオンズには、現役時代は左キラーと呼ばれた清川コーチも、スライダー使いの西口2軍監督もいます。以前は、中崎投手を変則左腕に作り直しましたが、上手く行きませんでした。投球フォームも大事ですが、まずは球のキレです。ライオンズの泣き所である左打者対策として、左のスライダー投手を作り上げてもらいたいです。




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今季は中継ぎとして活躍を見せた十亀剣投手です。


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長年先発としてチームを支えて来ましたが、若手の台頭に加えて、十亀クジと呼ばれる様な良い日、悪い日の差が大きい不安定さ、また近年は、大事な試合に打ち込まれる事も増え、首脳陣からの先発としての信頼も低くなってしまいました。



11勝をした2015年、8勝をした2017年は、WHIP1.30台、K/BBは2.00台と指標的にも、今の先発3本柱くらいでしたが、そこを境に年々成績も下がり、今季は中継ぎとして再出発となりました。





今季の成績は、


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40試合 WHIP1.50 K/BB1.37

奪三振率5.85 与四球率4.27




今季は、ルーキーイヤーの41試合に次ぐ40試合に登板しました。




前半戦は中継ぎとして存在感を出し、特に6月は奪三振8.59と素晴らしい投球を見せました。



しかし、後半戦は三振が取れなくなり、不安定な投球が続きました。




左右別被打率の成績は、右.203に対して、左.377と左打者が明確な課題となっています。



今季の成績からは、使い方の限られた投手です。



そのため今季は、右打者へは十亀、左打者へは武隈と、セットで起用される事が多かったです。



来季も同様な使われ方をすると思いますが、それに加えて、十亀の長所を活かした起用法も視野に入れてもらいたいです。







十亀の長所は、体の丈夫さとイニング消化出来る所です。



先発が早期降板する事の多いライオンズです。大差が付けば敗戦処理の起用となりますが、まだ逆転できる点差なら、火消しの中継ぎを挟んで、次の回の頭から十亀をロングリリーフで起用する事も視野に入れてもらいたいです。







十亀もFA移籍せずに残留してくれた選手です。



残ってくれたので、目一杯戦力として使えるようにしたい所です。



今季のように、対右の強打者での起用に加えて、第2先発的なロングリリーフでの起用もしてもらいたいです。



先発はある程度頭数も必要ですので、いざとなれば先発も出来る十亀は、ライオンズに必要な戦力です。



ベテランとなりましたが、若い投手を助ける存在へとバージョンアップしてもらいたいです。



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本日からライオンズも契約更改が始まりました。






まずは今季飛躍した呉念庭が、およそ3倍増で更改しました。



今季は、怪我人続出したシーズンでしたので、キャリアの浅い若手が多く試合に出たこともあり、愛斗、川越、若林、岸、山田、水上、渡邉など、ベースの安い若手は年俸アップが望めそうです。






ただ、チームとしては最下位です。



コロナ禍により経営も苦しいので、本来はある程度抑えなくてはなりません。




しかし、来季からは入場制限が解除される見込みです。多くのファンが見に行くことが出来ます。ライオンズだけでなく、西武グループとしても観光事業の経営回復が見込めます。





そのため、



厳しいのは分かりますが、先行投資と考えて、投打の柱である森友哉に、長期の複数年契約を結べるように交渉してもらいたいです。




球場にファンが戻れる状況になっても、チームが負け込めば離れていくファンも実際います。




森、山川、外崎、源田と中心選手が、近い内にFAです。



チームの根幹を揺るがす事態にならないように、優先順位を付けて、交渉に望んでもらいたいです。




個人的には、森、源田、外崎、山川の順に残したいです。




チームへの貢献度に加えて、代わりを立てるのが難しい順です。




以前は、中島、片岡、栗山、中村の内、栗山、中村だけ残したライオンズですが、結果的に成功しました。



見る目がない訳ではないと思いますので、全員残すのが無理なら、残すべき選手にはチームが最下位とはいえ、しっかり出してもらいたいです。




単年で年俸を大幅アップさせて恩を売るのではなく、流出阻止のための複数年契約を期待しています。


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ライオンズは、調査していたブライアン・オグレイディ選手の獲得を発表しました。





待望の外国人外野手です。





今季はパドレスで32試合に出場し2本のホームランを打っています。




メインは3Aの選手で、2019年には28ホームランを打つなど長打が魅力の外国人選手です。













今季在籍したスパンジェンバーグの直前の3A成績と比べると、





オグレイディ

74試合.281 15HR  OPS.913 三振率25.8%




スパンジェンバーグ

113試合.309 14HR OPS.876 三振率32%



両者共にやや三振が多いですが、オグレイディ選手は、外野が専門のスパンジェンバーグといった成績です。



守備は両翼、センターが出来て悪くないと言う評価です。盗塁も10個しているので足もありますが、期待するのは守備より打撃です。





渡辺GMからは、中距離バッターと説明がありました。打力特化型ではありませんが、守れて打てる外野手ですので、レギュラー候補ではあります。






指標的には、外野専門のスパンジーといった成績ですが、現在29歳と外国人選手としては若いので、日本の野球にハマれば長打を量産出来る外野手になれる可能性もあります。




ライオンズは外野3ポジション全て空いているので、ライトを埋めてくれると助かります。



キャンプでしっかり指導してもらいたいです。そのためにも、出来るだけ早く来日して日本の環境に慣れたい所です。




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ここ数年、後釜探しが急務と言われていますが、まだまだ壁が高く、未だにチームの主軸の中村剛也です。


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今季の成績は、

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打率、ホームランはチーム2位、打点はチームトップです。



また、規定打席到達者の中では、森に次いでチーム2位のOPS.783、チームトップの得点圏.317です。




若い時はホームランしか狙っていない様な打撃でしたが、ベテランに入り状況に応じてヒット狙いもする様になりました。




元々、母校大阪桐蔭の監督からも、ホームラン狙いをしなければ首位打者が取れるバットコントロールの持ち主と言われていましたが、ベテランになっても技術力の高さは健在です。



今季は打率も高く、30HR放った2019年の.286、48HR放った2009年の.285に次ぐキャリア3位の高打率です。



今季は前半戦終盤となる7月に、OPS1.148、打率.371と打ちまくり、シーズン終盤にも、9月.298、10月.333と再び状態を上げて固め打ちしました。


相次ぐ主力の離脱の中、森と共に打線を引っ張りました。主力が戻ってきてからも、山川の不調もあり、4番として頑張ってくれました。





ただ、来季39歳となる中村剛也にいつまでも頼ってばかりはいられません。



中村は膝も悪いですし、あまり無理はさせたくないので、1年でも長く現役が出来るように、また、次世代のサードを育てるためにも指名打者を増やしたいのがチームとしての本音だと思います。






チームの将来のためにも、ブランドンや渡部といった後釜候補の選手には、1軍で経験を積んでもらいたいですが、



個人的には、中村はチームの将来のためと遠慮する事なく、出来るとこまでレギュラーとして若手の壁になってもらいたいです。




中村は、ライオンズのみならずプロ野球界でも歴史に残る選手です。



まだ打てて守れるのに、若手に無条件にレギュラーを譲る姿は見たくないです。




若手は、晩年とは言え、その偉大な選手を超えて掴んだレギュラーなら、ただの代わりのサードではなく、チームの将来を担える主力になれると思います。




若手の成長のためにも、競争は必要です。



中村には、若手に負けない活躍を来季も期待したいです。








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