MLBの労使交渉は未だ難航し、ロックアウトが長引く可能性が高まりました。
このままシーズン時期まで突入となれば、シーズンを開催出来ません。そうなると、働き場をなくした選手達の動向が気になるところです。
メジャー選手達の、NPBを含めた海外への移籍の可能性も出て来ました。
ただこの時期だと、すでに編成を終えたチームも多く、特に外国人選手となると、枠の問題もあります。
ライオンズで言えば、既に外国人5人を獲得していますので、新たに獲得すれば1軍登録枠5人から外れる選手も出てきます。本当は、そのくらいの厚みを持たせたいですが、資金的に難しいです。ソフトバンクのように、余剰外国人を雇える程の資金力があれば別ですが、ライオンズも含めて経営が苦しい球団も多いです。
思わぬ大物を獲得出来るチャンスも出てくるかも知れませんが、結局メリットがあるのは金持ち球団だけです。戦力層の差が拡がるだけです。
それに、そもそもオミクロン株の急拡大により、来日が難しい状況です。
アメリカ国務省からの勧告により、日本に馴染みのない外国人選手達、またその家族の中には、来日への不安を感じる人もいると思います。
編成が終わっていたり、資金的な問題だったり、開幕までの時期やコロナ禍の現状を考えると、大物メジャーリーガーが今からNPBと契約する可能性は、高くはないと思います。
しかし、日本人メジャーリーガーは別です。
アメリカ国務省から日本への渡航中止の勧告は出ましたが、それでも日本人なら日本での生活に不安はないでしょうし、比較的安全な国だと言う理解もあります。コロナ禍による社会不安もありますので、家族と一緒に日本に戻る選択をしても不思議はありません。心配なのは、FA選手として所属先の決まっていない菊池雄星です。
田中将大のように、数年は日本でやって再びメジャーへと言うルートを、菊池サイドに考えられると、ソフトバンク、楽天、巨人くらいしか獲得出来る資金力はないので、まだまだ第一線の菊池雄星が敵になってしまいます。菊池は東北出身ですし、楽天石井GMとは西武時代から懇意にしています。楽天には元チームメイトも居ますし、菊池の年齢なら牧田のように簡単に見限られる事もありません。楽天に動かれると厄介です。
田中クラスの契約になるでしょうから、そのルートを止める手立ては、今のライオンズの資金力では無理です。
ロックアウトがシーズンまでには、解決するように祈るばかりです。
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