辻監督は、出遅れている平良に代わる守護神に、増田達至投手を指名しました。
今季のセットアッパー、守護神指名は、昨年の段階で早々に、8回増田、9階平良と辻監督は指名しました。
おそらく、昨季不調の増田、手術明けの平良の2人に、焦って状態を無理に上げて、キャンプでアピールしようとしないで、開幕に間に合えば良いと言う辻監督の親心での発言だったと思います。
増田投手は、無理にキャンプからアピールしようとはせずに、例年通りスローペース調整ですが、平良投手は、キャンプ直前にコロナ感染してしまい、ただでさえ遅れている調整が、さらに遅れてしまいました。
ライオンズにとって、平良投手はなくてはならない存在ですが、開幕に居なくても、1軍に合流してから、シーズン終了まで再調整せずにいてくれる事の方が、チームとしても助かります。
現在の平良投手は、そんなに時間はかからないと言う情報も来ていると辻監督は話していますが、手術明けですし、満足にオフのトレーニングも出来ていません。平良投手自身は、開幕に間に合わせようとすると思いますが、周りのスタッフも介入して、無理はさせずに万全になるまで待ちたいです。
代役守護神となった増田投手ですが、昨季不調だったとはいえ、代役と呼ぶには失礼な実績を持っています。
キャンプでも、無理はせずマイペースに調整していますし、オープン戦中盤くらいに状態を上げてくれれば問題ないと思います。
ただ、バロメーターはストレートです。
調整は順調にしていると思いますが、そのストレートの出来が悪ければ、不安を残します。
良い時の増田投手は、高めのストレートで空振りが取れますし、制球も良い投手です。
オープン戦中盤くらいから、ストレートで空振りが取れ、四球も出さない投球が出来るようになれば大丈夫だと思いますので、今後の実戦で注目したいです。
増田投手は、2018年も不調でヒースに守護神を譲りましたが、翌年は守護神に返り咲きました。当時は、不調の原因は下半身が上手く使えずに、投げ急ぎ、投球フォームが崩れていたと分析し、修正したことで復活をしました。
今キャンプでも、当時と同様に、投げ急がない投球フォームを意識して取り組んでいました。平良投手が戻っても、守護神を譲らない活躍を期待したいです。
そして、平良投手不在となると、勝ちパの形成も不安となります。
キャンプの段階では、森脇投手、田村投手の仕上がりが良いです。
今の所は、この2人が勝ちパ候補ですが、平井投手、宮川投手と他にも候補がいますので、今後のオープン戦での出来や、シーズンに入ってからもその時の状態や相手との相性を考えて、しばらくは流動的に起用をしてもらいたいです。
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