オフから懸念されていたように、ライオンズのファームは早速深刻な投手不足となっています。
上間、斎藤、粟津、伊藤投手とトミー・ジョン手術明けの4人に加えて、浜屋、公文、井上投手は消息不明です。さらに、森脇投手は怪我による調整中です。
高卒素材型ルーキーの黒田投手はすでに投げていますが、羽田、菅井投手はまだその段階には至っていません。ただ、元々今季からバリバリファームで投げる投手ではないので、ファームのイニングイーターにする必要はないです。
そのため、昨日のファームは本田投手が延長11回を一人で154球投げる事になってしまいました。
そして、
さらなる問題は今日、明日のファームです。
今日、明日のファームは先発要員がいません。
佐野、ボー、松岡、武隈、出井、赤上投手の6人で2試合こなさなくてはなりません。
簡単な解決策としては、自由契約選手からの投手の補充です。
本職は中継ぎではありますが、元オリックスの吉田投手や、元日ハムの秋吉投手など、すぐに投げられる投手をイニングイーターと割り切って2人くらい取れば、もう少し楽にはなります。
ただ、ライオンズ球団はオフから一貫して、自由契約選手からの補充を考えていないので、予算的な問題もありますが、おそらく育成落ちした4人の投手たちのために枠を空けて待っていると思います。
全治1年以上と言われる、トミー・ジョン手術ですが、粟津投手は4月、斎藤投手は5月、伊藤投手は10月、上間投手は11月に行ったので、粟津、斎藤投手は夏までには投げられるかも知れません。粟津投手はキャンプでキャッチボールをしていたので、復帰に向けて段階を踏んでいると思われます。
トミー・ジョン手術組は想定内ですが、当然それ以外の怪我人も出ます。浜屋、井上、公文投手のように、消息不明の投手達の不在がファームのさらなる投手不足にも繋がっています。
シーズン中、何かしらの事情で投げられない投手が出るのは当然ですので、選手が悪い訳ではなく、編成のリスク管理が甘すぎたのが原因です。
育成を考えるとあまり良い方法ではありませんが、怪我人や消息不明投手が復帰するまでは、先発が出来る出井投手や佐野投手を一時的に先発にしてイニング消化してもらい、今季1軍戦力にならなくてはならない、武隈投手やボー投手は中継ぎ調整に専念させたいです。
ライオンズの選手は全員が戦力ですし、大事にしてもらいたいですが、こういう状況になってしまったら、ある程度戦力となる可能性の順番をつけて、戦力になる可能性の高い投手は、調整に専念させたいです。
ライオンズファームは、2年連続最下位ではありますが、勝敗云々よりも、試合をこなすので精一杯です。また、あまり打てていませんが、できるだけ延長にならないように、打線もカバーしたいです。
支配下枠を空けて、育成落ちの選手を待っている間に、既存の投手が壊れないように、西口2軍監督には大変ですが、計画的な起用をしてもらいたいです。
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