埼玉には何もない。@埼玉西武ライオンズブログ

埼玉西武ライオンズファンブログ

2023年12月

今年のライオンズは、最下位争いの末の5位と不満の残るシーズンとなりました。



森友哉の流出、山川穂高の不祥事と昨年までのチームの中心選手の不在をカバー出来る程の戦力もなく、ファンとしても負けばかり見る辛いシーズンでした。



今オフは、競合ドラ1武内投手を引き当てたり、球団が狙っていた外国人選手を良いタイミングで獲得出来たりと、まだまだ足りませんが今季よりは戦力補強が出来ましたので、来季こそは上位進出を目指せる戦いを見せてもらいたいです。



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そして、


2023年も【埼玉には何もない。@埼玉西武ライオンズブログ】を読んで頂いてありがとうございました。


一昨年、昨年に続いて、個人的に目標としていた毎日更新が今年も出来ました。


来年も出来るだけ続けたいと思いますので、引き続き本ブログをよろしくお願い致します。



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年末ですので、今季の振り返りです。

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本ブログでは毎年、年末はその年に期待を大きく裏切ってしまった選手に来年こそはと期待と発破をかける意味でも1人取り上げさせてもらっています。



一昨年は、自己ワーストの成績を出してしまった金子選手。





昨年は、運なく1勝10敗と大きく負け越してしまった隅田投手を取り上げさせてもらいました。




そして、今季は本来なら山川穂高ですが移籍しましたので、球団が熱望して監督にしましたが戦力不足もあり思うように行かなかった松井監督です。

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将来の監督候補として、引退前のシーズンにライオンズに引き抜き、引退後は指導者として経験を積ませ今季から1軍監督となりました。


2軍監督をやっていた時から、ファームは育成機関ではあるとはいえ常に最下位争いをしていましたし、かと言ってそこまで1軍に戦力供給も出来ていなかったため、指導力に不安はありました。


それでも、球団主導で監督になり指揮を奮うことになるのですが、ご祝儀補強として獲得に向かった近藤健介獲得失敗、森友哉の流出、そして山川穂高の不祥事による出場停止と、采配云々の前に戦力が揃いませんでした。


今年のライオンズを表す一字となると「戒」でしょうね。。。



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また、采配面でも「走魂」を掲げてスピード感ある野球を目指しましたが、無謀な走塁が増えたり、そもそも今季のライオンズ打線は歴史的な得点力不足に陥り、出塁率、長打率共にワーストと塁にも出れませんでした。



松井監督は、「走魂」で塁を進め小技を駆使して1点を取り、投手を中心としたディフェンシブな野球で逃げ切る野球をしようとしましたが、投手力も防御率こそ良いですが指標的には三振が少なく、与四球が多いですし、守り切るほどの投手力はありません。



ただ、昨年同様にトノゲン擁する内野守備は良く、そこにマキノン、佐藤龍選手も入ったことでより内野守備力は高くなりました。今季のライオンズの強みは、投手力ではなく内野守備力でした。



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チームが勝てないこともあり、現場責任者である松井監督は批判をされることも増えて行きました。本ブログでも批判しました。



戦力的に足りないという部分以上に監督がやろうとしていることが上手くいかず、印象的にはやることなすこと上手くいかずに運もないという印象です。



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シーズンでは運もなく「持っていない監督」という印象でしたが、シーズン後のドラフトではここまでの鬱憤を晴らすかのように、競合ドラ1の武内投手も引き当てました。



正直、このシーンが今季の松井監督のハイライトです。



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まだまだ他球団と比べれば戦力は足りていませんし、外国人頼みな未知数な部分はあります。


ただ、今季と違うのは山川穂高が最初からいないというのが分かった上で采配を考えることが出来ることです。


1年目の監督に、突然4番が抜けた戦いをシーズン中に考え修正するのは酷でした。緊急補強もありませんでしたしね。



また、戦力が足りないため多くの若手を使わざるを得なくなった結果、順位は下がりましたが経験は積ませました。中でも、佐藤龍選手の成長は著しく、その成長はチームにとってはプラスとなります。


2年目となる松井監督としては、今季経験を積ませた選手たちを戦力としつつ上を目指した戦いをしなければなりません。



個人的には、主力に育てようとしている若手達が本格化するのはもう少し先だと感じてはいますが、今季優勝を諦め若手に経験を積ませた訳ですし、本格化が先だとしても工夫しながら起用して来季こそは優勝争いに入ってもらいたいです。



少なくとも、既存戦力を最大限活かすためにデータを用いてスタメンを決めたり、1、2軍の入れ替えを上手くやったりと行き当たりばったりではなく、根拠のある采配をしてもらいたいです。


また、個人的にはシーズン中から書いていますが、1点を取りに行っても勝てない終盤のビハインドでのバントは辞めてもらいたいです。惜しい敗戦も大敗も負けは負けです。



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松井監督がまず取り組むべきことは、今シーズンの振り返りからです。


全試合確認し、出来たこと出来なかったことをしっかり振り返った上で、来季の采配に活かし考えてもらいたいです。


また、今季良い方向に機能しなかった「走魂」はやめて、チームとして目指すべき姿を明確に選手たちに提示したいです。


個人的には、今季は野手なら打球面の強さ、投手なら奪三振が物足りなかったため、ここを選手たちに改善させるような方針にしてもらいたいです。


シーズン中は筋力維持が中心になりますので、本格的な身体作りは今しか出来ません。選手達はしっかり筋トレでパワーアップした身体を作って、キャンプでその身体を活かせるプレイや技術面の向上を図りたいです。




また、渡辺GMは今季圧倒的な強さを見せた阪神が取り入れたように、野手の四球の査定をアップさせると話していましたが、その結果見逃し三振が増えるのではなく好球必打が徹底出来る良い方向に現場が進めたいです。



とは言え、見逃し三振は増えると思いますので、松井監督がどこまで許容出来るかです。


四球狙いの采配ではなく、出塁意識を高めるくらいに考えてもらいたいです。



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プレイをするのは選手ですが、監督の言動でチームの雰囲気は作れます。


今季のようにハイライトがシーズン後ではなく、胴上げのシーンとなるようにしたいです。


現場のトップとして松井監督には若いチームを引っ張っていく姿を期待したです。




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新助っ人のコルデロ選手が、ドミニカWLで好調です。





出場3試合目でホームランを打ったときにも、取り上げました。




ただ、この時は3試合7打席と少なかったですが、そこから好調をキープしています。


現在、40打席で打率.367、出塁率.525、長打率.567、OPS1.092と期待を持たせる成績です。


打球速度が速く飛ばす力もあるが、三振が多く当たるか分からないという選手ですが、ウインターリーグでは三振5、四球9とアプローチ面でも良い成績を出せています。



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ライオンズファンとしては期待が膨らみますが、ウインターリーグでの成績は参考程度です。


力がある選手なのは証明出来たとは思いますが、やはり日本野球に適応出来るかどうかが重要です。


ただ、ウインターリーグでは課題の三振が抑えられているのは良い傾向です。


3Aでの成績では選球眼は悪くなかったですが、ストライクゾーンも変わりますし、ボール球を振らせにくる日本の野球でもスイングを我慢出来るように、打席に出来るだけ立たせて慣れさせたいです。


開幕してからも、首脳陣もファンもしばらく我慢が必要になると思います。



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コルデロ選手は、上手くハマれば大きな戦力です。


今季の松井采配を見る限り、1番は足の速い人、2番には小技や繋ぎの出来る人という昔ながらな打線を組みたがると思いますので、源田、外崎、佐藤龍選手当たりを組み替えながら上位で使うと予測されます。


トノゲンが安定した結果を出し、佐藤龍選手が今季のような活躍が出来れば悪くはないですが、個人的にはコルデロ選手がハマれば、1番佐藤龍、2番コルデロと言う打線を見たいです。


出塁率の最も高い選手が1番、その出塁したランナーを返せる長打力もある選手が2番と言う打順は個人的に好みです。


佐藤龍、コルデロ、外崎、アギラーと続く打線を組み、下位で蛭間、長谷川選手を育て、シーズン終盤には蛭間、長谷川選手が上位を打つくらいの成長を見せるのが理想的です。


現時点では、新外国人+若手の成長とタラレバが大きくかなり未知数ではありますが、得点力不足はライオンズが最優先で改善したい部分です。


戦力補強が最善の解消策ですが、これ以上の補強はなさそうですしそれならば少しでも得点の期待値が上がる打線の構築と采配をしたいです。



打てる選手は出来るだけ打席が回る上位に置き、育てたい若手は下位で場数を踏ませたいです。


また、采配面では1点を取るためにバントを多用しました。セイバーメトリクス的には、バントは非効率な作戦と言われています。





個人的には、終盤の1点を争う場面では打順によってはバントも必要と思われる場面もありますし、バントをやるなとは言いません。


ただ、少なくとも下位に向かう打順での序盤からのバントや、1点を取っても勝てないビハインドでのバントは辞めてもらいたいです。



シーズン中から書いていますが、得点力不足には足よりも長打です。


2番コルデロがハマれば、流石にコルデロ選手にバントはさせないでしょうし、首脳陣の足の意識から長打へ意識が変わるかも知れません。


得点力不足解消のために、より攻撃的な打線を組めるように、新外国人+若手の成長に期待すると共に、首脳陣の采配にも意識改革を期待したいです。




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今季ポテンシャルの高さを見せ、来季の飛躍へ大きな期待をされている蛭間拓哉選手です。

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ライオンズの弱点である外野を補強するために、ドラフト1位で獲得した逸材です。


キャンプ、オープン戦は疲れもあり結果は出せませんでしたが、ファームでは一時期首位打者になるなどポテンシャルの高さを見せました。


ファームでは41試合に出場し、打率.298、3HR、23打点、OPS.827の成績です。三振率14%、四球率8.8%と、ルーキーながらもアプローチ面も悪くなかったです。


怪我もあり離脱もありましたが、1軍にも56試合出場し打率.232、2HR、20打点、OPS.573、三振率16.6%、四球率6.3%の成績を残しました。


成績はまだまだですが、将来の主力候補にルーキーイヤーから1軍223打席、2軍171打席の合わせて394打席を経験させられたのは良かったです。



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個人的には、蛭間選手の完成形は秋山翔吾クラスの打者になることを期待しています。アプローチが良く、長打も打てる選手です。


そのくらい高いレベルを目指してもらいたいですし、目指せるポテンシャルの選手だと思います。



ただ、今季はルーキーイヤーということもありますが、成績的には期待ほどの成績を出せていません。


ライオンズは長年外野が課題ですので、その解消のピースとして蛭間選手には大きな期待をしているだけにプラスの補正がかかり、来季から主力へと期待をかけすぎてしまっていますが、今季の成績だけを見ればボール球スイング率や打球の強さといった、アプローチ面、打球面といった数値は既存外野手の中でも中位です。



WARも−0.3と思ったよりも伸びず、現状は期待ほど飛びぬけた成績を出せていないです。



期待が先行してしまっていますが、ルーキーという事を考えれば既に既存外野手の中位にいますしまだまだ伸びしろもありますので、ポテンシャルの高さは間違いないと思っています。


真面目にオフもトレーニングしてくるでしょうし、パワーアップした姿を来季は開幕から見せてもらいたいです。


長所の選球眼を活かしてボール球に手を出さず、打ちに行った時は強い打球を飛ばせるようになってもらいたいです。




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ライオンズの2024年シーズンは、育成選手にとっては大きなチャンスがあるシーズンとなります。

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現在、支配下選手は62名です。


まだ追加の補強があるかも知れませんが人的補償を加えても63名ですので、育成選手を保有できる最低ラインである65名にするために今後追加の補強がなければ、最低でも2名は育成から支配下になるのは確定です。


2022年シーズンは、足りない支配下登録を埋めるために4人も育成選手を支配下登録しましたが、2024年シーズンも同じように複数人は支配下登録される見通しです。


渡辺GMも、育成のために5枠くらいは空けたいと言っていましたので、そのような編成になると思います。



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以前も書いたように、支配下登録選手は優勝を目指すための戦力ですので、育成選手のために空けておくのは個人的にはどうかと思っています。




ただ、ルール上支配下70名と決まっていますし、それを変えて貰わないとどうにもなりません。


そのため、育成選手のモチベーションを考えれば枠を空けて置くという渡辺GMの考えも理解できます。


何より、育成選手にとっては枠を空けてくれているライオンズの環境はベストです。



本音は、枠を空けて待っているのではなく1人でも使える戦力を補強し整えたい所ではありますが、育成選手のために枠を空けておく方針なのであれば、その中でも戦力化の可能性がある選手を出来るだけ支配下登録させたいです。


ちなみに、支配下枠を埋めるために4人を支配下登録させた2022年は、滝澤、長谷川選手は戦力となりましたが、赤上、中熊選手は戦力化には至りませんでした。


2024年は、当時よりも育成選手の人数も多く26名もいますので、支配下登録した選手が全員戦力となるように見極めたいです。


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現時点で支配下の可能性が高いのは、菅井投手、牧野捕手です。


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菅井投手は、即戦力にするには球速、制球共に物足りませんが、ポテンシャルも高く伸びしろもありますので、期限である育成3年目になりますし将来性を買って支配下入りさせることは考えられます。


牧野捕手は、トミージョン手術から復帰し試合にも出られていますので、ライオンズにはいない左打ちの捕手ですし打力が戻れば可能性が高まります。

古賀、柘植選手と比べると、まだファームクラスの捕手ですが、捕手に怪我人が出ればすぐに支配下入りさせると思いますので、コンディションを整えておきたいです。





即戦力になる可能性がある育成選手は、齊藤大投手、ブランドン選手です。

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齊藤大選手は、トミージョンからの復帰2年目の今季は、課題の制球もまとまり高い奪三振能力を見せました。

球速が物足りませんが、そこをクリアー出来れば1軍に足りない中継ぎ左腕ですし可能性のある投手です。


ブランドン選手は、怪我さえなければという選手です。ファームのプロスペクトとして大きな期待をされましたが、相次ぐ怪我に悩まされています。

育成になったばかりですので、開幕から戦力化は難しいという判断ですのですぐに支配下は難しいと思いますが、強い体を作り試合に出続けられれば支配下復帰も見えてくる選手です。





ロマンがあるのは、仲三河選手です。


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ライオンズに足りない、長打力を加える事が出来る可能性を持っています。

課題も多いですが、仲三河選手はフェニックスリーグでは非常に良かったですし、そのパフォーマンスを開幕からファームで出して行きたいです。




他にも、候補者はたくさんいます。


ただ、これは上記の選手たちにも言えることですが、まだ突き抜けた成績ではありません。厳しい言い方ですが、現状は支配下枠を埋めるための昇格候補です。


理想は、長谷川選手のように突き抜けた成績を出しアピールしてもらいたいです。


ただ、水上投手のように成績自体はもう一つでも1軍で投げてみたら凄かったという例もありますし、今オフのトレーニングで大きくレベルアップする可能性もあります。



また、まだ実際プロの舞台でプレイしていませんが、2023年育成ドラフトで入団したルーキー達にも十分チャンスはあります。


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特に、シンクレアジョセフ孝ノ助投手と、育成外国人のアンソニー・ガルシア選手は個人的に楽しみです。


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両者ともスケール感のある選手ですので、育てば大きな戦力になる可能性を秘めています。

素材としては非常に良い選手だと思いますので、後はライオンズがしっかり育てたいです。



育成選手達にとっては、2024年シーズンは人生を変える大チャンスです。

チャンスは毎年あるとは限りませんので、このチャンスをしっかり掴めるように競争を勝ち抜きたいです。




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