今季は不甲斐ないシーズンとなってしまった、青山美夏人投手です。

ルーキーイヤーに守護神に大抜擢され、守護神としては機能しませんでしたが、中継ぎとして1軍シーズン完走を果たしました。
2年目は先発転向し、1軍で完封勝利を達成するなど3年目の飛躍に期待しましたが、、、今季は怪我もあり大きく出遅れました。
かつては、個人的には阪神村上投手のようなルートで飛躍してもらいたいと思った事もありましたが、、、
復帰後も3軍メインとなり、不完全燃焼のシーズンとなりました。
ただ、厳しい事を言えば、今季3軍メインとなったのは怪我と言うより単純に力不足です。
その主たる要因は、出力不足です。
オーソドックスな先発右腕として、ストレートの球速が140キロ程度では厳しいです。
良い時はカウントも空振りも取れるスプリットという武器があるため、何となく投球にはなってはいますが、この出力不足では近い将来頭打ちになります。
今季が良い例です。
この課題に関しては昨年も書きましたが、一向に改善しません。
特に心配なのは、本人があまりそこを目指さず緩急を使いたいと言っている所です。
今季を振り返り、来季に向けて球速アップに着手するかと思いましたが、、、
ウインターリーグ参戦のコメントを見る限り、あまりそこを目指してはなさそうです。

スプリットが青山投手の武器なのは確かですが、緩急やメンタルを学ぶ前に、出力アップです。
軸となるストレートが使えないと、武器のスプリットも活かせません。
今季シーズン後半からは中継ぎ再転向となりましたが、青山投手のようなオーソドックスな右腕なら、先発でも中継ぎでも球速は必要です。
昨年も今年もテクニカルな部分に目が行ってますが、今の段階ならもっと脳筋で良いと思うのですが、、、
昨年オフにも書きましたが、目指すべき方向性がちょっと心配です。

青山投手の場合、140後半のストレートを投げることも出来ます。ただ、そうなると制球を乱し四球連発となるのはルーキーイヤーもそうでした。
そのため制球を重視した結果、140キロ程度に球速が落ちています。
1軍では出力と制球の両立が求められますので、そこが出来るようにまずは出力を高められる身体を作りたいです。
青山投手はテクニカルな部分を意識していますが、順番としては身体が出来てから技術です。
スプリットと言う大きな武器があるにも関わらず、この出力不足は勿体ないです。
ルーキーイヤーから課題が変わらず、目指すべき方向性が心配な所は、個人的には悪い意味で松本航投手に通じるものを感じます。

確かに、大学時代の青山投手の投球スタイルを考えれば、出力アップと言うより制球重視の方が向いているかも知れません。
実際、ルーキーイヤーに中継ぎを経験し、出力アップを意識しすぎるあまり四球を連発しました。
ただ、球速を追い求める事をしないのであれば、投球スタイルも変化させたいです。
これも昨年から書いてはいますが、ストレートが140キロ程度で物足りないなら、ストレートを捨ててカット、ツーシーム主体に変え、ゴロを打たせながらもスプリットで空振りも奪うスタイルも考えたいです。
亜大出身なだけあって、青山投手は投げる体力と根性はありますので、オリックス九里投手のようなタフなスタイルを目指すのも手段の一つだと思います。
個人的には、球速アップに着手するか、ストレートを捨てて投球スタイル自体を変えるかしたいと思っていますが、青山投手はどういう将来を考えているでしょうか。
少なくとも、昨年も今年も同じような事を書いていますので、来季は変わったと思わせる投球を見せてもらいたいです。
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