アジアチャンピオンシップでベストナインに選ばれた、隅田知一郎投手です。


昨年は、1勝10敗と運もなく勝てない投手としてのイメージが付きましたが、今季は9勝10敗と二桁目前まで成績を伸ばしました。


昨年の後半戦は良くなかったですが、それでも指標的には1勝10敗の投手ではありませんでした。ただ、投手としては気にする所でしょうし、メンタル的にも勝ちが多いほうが良いです。


勝ち負けは運もありますので、運がなかったといえばそれまでですが、援護率も昨年の1.98→3.37と打線が頑張ってくれたのも勝ちに繋がりました。


何より、今季は昨年よりも投球自体に成長を見せたシーズンでした。


課題のストレートで空振りを奪えるシーンも増えましたし、変化球もチェンジアップ、スプリット、カーブと使える変化球を絞った事も成績を伸ばした要因です。



指標的にも、K%20.4→23.1、BB%8.4→7.4、QS42.9%→54.5%と大きく向上させました。また、ゴロ率も44.3%→52.4%となり、ライオンズの高い内野守備力を上手く使う事が出来ました。



侍ジャパンでも、武器のチェンジアップで空振りを量産してましたので、基本はチェンジアップで仕留める投球となりますが、やはり基本となるストレートの質は、ルーキー時代からの継続課題としてレベルアップしたいです。


ストレートの球速、制球共に、もうワンランク上げることが出来れば変化球もより活きてきます。


また、変化球はチェンジアップ、スプリット、カーブと絞った事で今季の飛躍に繋がりましたが、これらの変化球は基本はストライクからボールにする球ですので、欲を言えば持ち球でもあるスライダー、カットと横変化のカウント球も、将来的には機能させたいです。


まだまだ伸びしろを残している投手ですし、成長が楽しみな投手でもあります。


まずはストレートをレベルアップさせて、来季は左腕ならNo.1と言われる投手を目指したいです。


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その、隅田投手とバッテリーを組む同級生古賀悠人選手も、今季大きく飛躍した選手です。

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侍ジャパンでは、決勝戦の代打バント成功の印象が強いですが、代表のレギュラーで出ていても可笑しくない選手です。


フレーミングに課題は残しますが、昨年は刺せなかった盗塁も今季は改善しましたし、捕手として成長を見せています。


また、打撃面では前半戦は奮いませんでしたが、後半戦は正捕手と言って良い成績でした。


今シーズンの前半戦と後半戦を比べると、
打率.167→.280、OPS.485→.737、K%20.7→17.5、BB%6.7→10.3と大きく向上しています。


ルーキーイヤーからアプローチ面は良かったですが、そのアプローチの良さは残しながらも打球の質も良化させ、長打も出るようになりました。


この打撃をシーズン通して出来るなら、他球団の正捕手達に負けない正捕手の誕生です。



捕手なので守備も大事ですが、盗塁阻止は成長を見せていますので、後はフレーミングをレベルアップさせたいです。


また、リード面は投手との共同作業とは言え、捕手として投手とのコミュニケーションの取り方やデータの使い方、打者の観察などの視点は、ベテランの炭谷選手も加入しますので良い影響を受けて正捕手へと成長させたいです。




来季は3年目のシーズンとなる隅田、古賀選手ですが、順調に成長を見せていますし、まだまだ伸びしろを感じさせるポテンシャルもあります。


くれぐれも怪我のないように、ケアは徹底してもらいたいですが、期待も大きな選手です。


目指す所は、チームを背負うエースと正捕手です。


近い将来、2019年増田ー森以来の最優秀バッテリー賞を獲得してもらいたいです。


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