来季はローテ投手として復活してもらいたい、松本航投手です。


松本投手は、ストレートゴリ押しスタイルの先発投手です。


スピンの効いた空振りの取れるストレートは大きな武器ですが、変化球に課題がありウイニングショットの変化球がありません。


一般的に先発投手は、相手打者と何度も対戦し慣れも出てくることから、変化球4球種を全体の10%くらい投げられ、緩い変化球で緩急も使えるのが望まれます。また、球数を無駄に増やさないためにも制球は当然必要です。


松本投手は、カット、スプリット、スライダー、カーブと投げますが、どの球も空振りを量産する訳でもなくカウント球としても機能しきれていません。


ストレートが軸の投手なので、カーブで緩急を使えると相乗効果も生まれると期待をしていましたが、今季はそのカーブのカウント率も悪く機能しませんでした。ストライク率も30%を切りました。


変化球がイマイチでも、それを大きく補うストレートがあるからこそ、入団以来ローテ投手として活躍してきましたが、今季はその生命線でもあるストレートがパワーダウンしました。


今季は、20試合に先発して6勝8敗、防御率3.47、WHIP1.29、K/BB1.85、FIP4.05、QS65%です。


昨年と比べると、K/9は7.22→6.87、BB/9は3.05→3.70と三振が減り四球が増えました。


何より球速が145キロを下回る事も増え空振りが取れなくなりました。



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松本投手の場合、球速が145キロ以下になると空振りが取れなくなる傾向があります。


変化球がイマイチな分、少なくとも高橋、今井、平良投手のように常時150キロ前後を出せるようにしなければなりません。


もう何年もカウント球の変化球、決め球の変化球が確立しませんので、そこに期待するよりも強みを伸ばしストレートをレベルアップさせたいです。


スピンの効いた空振りの取れるストレートが、常時150キロ投げられるなら大きな期待が出来ます。


髙橋、今井、平良投手といった、球速アップ成功組から学んでもらいたいです。


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髙橋、今井、松本投手とローテ3本柱と昨年までは言われていましたが、来季からは髙橋、今井、平良、隅田投手が先発の柱となります。


ライオンズはローテ5、6番手が課題ですが、松本投手が昨年までの投球を取り戻せればそこを十分に任せられます。


当然、ローテ3本柱と呼ばれた投手が5、6番手で満足してもらいたくはないため、さらなるレベルアップで再び柱の投手と呼ばれる立ち位置に戻りたいです。




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