トミージョン手術からの支配下復帰が期待される、上間永遠投手、牧野翔矢選手の同級生コンビです。

20231225_181118-COLLAGE



両者ともに僅かな期間ではありましたが、1軍戦力になった若手選手です。


トミージョン手術を行ったことで育成選手となりましたが、再び1軍の舞台で活躍することが期待される選手となります。





上間永遠投手

Screenshot_20231225-174808~2


球速は140キロそこそこではありますが、空振りの取れるストレートにキレの良い変化球で、2021年は開幕ローテを任された投手です。


大きな結果は出せませんでしたが、ファームではエース級の活躍を見せるなど将来を期待されていました。


しかし、ファームでは抑えてはいるものの球速が上がらず心配されましたが、その年の11月にトミージョン手術となりました。2022年はリハビリの年となり、今季復帰をしました。


今季は3軍で17試合99.1回を投げ、防御率3.62、WHIP1.28、K%20.2、BB%5.8という成績です。


先発としてイニングを投げられたのは良かった所です。反面、元々指標映えしない投手とは言え突き抜けたものがなく、3軍相手ならもっと空振りの取れる投球を見せたかったです。


上間投手は、空振りが少なく四球の多い投手です。3軍では四球も抑えられましたが、今季2軍では3試合に登板し12.2回で12四球と制球に大きな課題があります。また、出力面も物足りないです。


手術をしたことで痛みもなくなり球速が上がることを期待していますが、まだそこまで大きな成長は見られません。


ただ、今季は復帰1年目でしたのでこれからです。来季は手術した肘も馴染んで来る頃でしょうし、出力、制球共に大きく飛躍してくれることを期待したいです。


渡邊、井上、上間投手の3人は、ライオンズ期待の若手投手として辻政権下では注目をされました。ただ、怪我や伸び悩みもあり現在の期待の若手と言えば、羽田、黒田、菅井投手に変わっています。


毎年、新しい期待の若手が入団してくるのがプロです。立場的に優先起用される立場ではなくなりましたが、まだ22歳と伸びしろもありますので、来季は結果を伴う飛躍を見せてもらいたいです。







牧野翔矢選手

Screenshot_20231225-180417~2


一昨年は打力が伸び、フェニックスリーグでも大きなアピールをしたことから、昨年は開幕1軍を掴みました。森友哉や離脱したことで1軍公式戦にも出場し、今後が楽しみな選手へと成長を見せました。


ただ、2塁送球がバウンドするなど怪我が心配ではありましたが、やはり肘の状態が良くなく6月にトミージョン手術となりました。


順調に回復したこともあり今季早期復帰し、3軍では16試合に出場して打率.283、OPS.670、三振率28.3、四球率11.3。2軍では、42試合で打率.221、OPS.613、三振率23.8、四球率7.1の成績です。


捕手として復帰出来たのは良かった所です。反面、まだまだ手術前の成績には戻っていません。


一昨年は、打力が大きく伸びたことでファームでも3番を任されていましたし、フェニックスリーグではOPS.900、長打率.531の好成績を残しました。


今季は復帰年という事もあってか三振が多かったですが、一昨年のファームでは三振率15%でしたので、来季は少なくとも手術前の成績には戻したいです。


現状ライオンズとしては、古賀選手を正捕手として育てていく方針です。フレーミングがまだまだですが、肩が良く打撃もアプローチ面が良い捕手です。今季後半戦の成績を見れば、OPS.737ですのでチームとしても正捕手として育てたい選手でもあります。


また、2番手捕手は柘植選手、そしてライオンズ復帰となった炭谷選手がいます。柘植選手は手術明けですので、現状は炭谷選手が2番手捕手です。キャリアもあり何より頑丈な捕手ですので、怪我人も多いライオンズ捕手陣の中では重宝されると思います。


もし支配下捕手に怪我人が出た場合、牧野選手の支配下復帰は第1選択となりますが、牧野選手としては数合わせの支配下復帰ではなく、戦力として支配下復帰を果たしたいです。


まずは、ファームの正捕手争いを古市選手と行い、競争に勝たなくてはなりません。


古市選手もファームでは打撃が良いですが、パワー不足という課題があります。牧野選手は長打も打てるのが長所でもありますし、左打ちの支配下捕手がライオンズにはいませんので、打撃面でアピールをしたいです。






上間、牧野選手と共に22歳と、まだまだ伸びしろもあると思います。


20231225_181523


個人的には、支配下復帰前提でのトミージョン手術だと当時は思いましたが、若い選手もどんどん出てきていますし競争に勝たなくてはなりません。


来季は実戦復帰2年目となりますので、勝負の年となります。まずは、手術前のパフォーマンスに戻さなければなりませんが、あれから年数も経っていますし手術前と同レベルではなく、パワーアップした姿を来季は見せてもらいたいです。




にほんブログ村 野球ブログ 埼玉西武ライオンズへ
↑↑ポチッとお願いします







スポンサードリンク