2023年ドラフトでは、独立リーグ出身選手が多数指名される大躍進のドラフトとなりました。

ドラフト2位指名が2人も出ましたし支配下が2人から6人、育成を合わせると一昨年の11人から22人へと多数の選手をプロへと送りこみました。
中でも、11年連続でプロ指名があるのが徳島インディゴソックスです。
ライオンズは、宮澤投手、シンクレア投手、谷口選手と3人指名しました。これで、徳島IS出身のライオンズ選手は、岸、古市、上間、伊藤翔、モンテル選手と合わせて8名となります。

ライオンズの中では、一大勢力となっています。
以前のように、独立リーグは社会人野球に進めなかった選手の受け皿的な立場から、少しずつプロ入りに近い存在へと変わってきています。
総合力は低いけれども一芸に特化した選手も多く、そういった部分が育成選手として指名するには魅力的に映っているとも思います。
ただ、まだまだ独立リーグ出身選手の成功例は少ないのが現状です。
又吉選手が独立リーグ出身者初のFA選手となりましたが、まだまだ成功者は多くありません。
出身別WARは母数の違いもあるため単純に比較できませんが、1軍に出場した選手の割合で見ても高卒、大卒、大社卒、高社卒と比べるとWAR同様に低くなっています。
当然、育成選手が多いというのもありますが、成功への道のりは簡単なものではありません。
ライオンズの独立リーグ出身選手の中では岸選手が1軍戦力になっていますが、まだ主力級は輩出していません。独立出身の育成選手となると古市選手が昨年支配下入りしましたが、他の選手はまだ支配下入りも見えてこないのが現状です。
ただ、プロになりたいがために大学の野球部を退部し、プロに最も近い徳島ISへと入団しドラフト5位指名を受けた宮澤投手のように、プロへの想いの強さが高い選手も独立出身の選手は多いです。
勿論、モチベーションだけでなんとかなる世界ではありませんし、総合力で考えれば物足りなさもある未完成な選手も多いです。しかし、その未完成さが魅力でもあります。
球団としては、総合力では劣るけれども光るものを感じたから指名した訳です。その光るものを磨き、長所をアピールしていきたいです。
まだまだ、成功例も少ない独立出身選手たちですが、大躍進をした2023年ドラフトのように今後も注目され続けるリーグでいるためにも、プロ入りした選手たちが少しでも1軍戦力になれるように切磋琢磨していってもらいたいです。
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