ライオンズは、さらに厳しい状況になってきました。

松井監督が悪いものを全て持って行ってくれたと思っていましたが、さらに底があるとは思っていませんでした。。。
中軸を見込んだアギラー、コルデロ選手がファーム、さらにたった2人しか居ないレギュラーの1人である外崎選手も離脱となりました。
また、怪我人も増えていますし状況はさらに悪化しています。
育成に舵を切りたくても、毎年毎年若手が伸び悩んでいますし戦力は減っても一向に増えません。
頼れるのは今季41歳になる骨牙の2人となり、一体今は何年何だと言わんばかりの打線となっています。

かと言って、その骨牙のどちらかを休ませるとなると、4番元山と言うイースタンでもやらない打線になってしまいます。
渡辺監督も頭の痛い所ですか、そういう編成をしたのですから仕方ないです。
勿論、編成の責任は渡辺GMだけにある訳でなく、背広組と呼ばれる球団幹部全員にあります。
おそらく、編成に関してわざと手を抜いている訳でもないでしょうから、怪我人が出ないだろう、若手が成長するだろう、外国人がやってくれるだろうと、希望的観測で編成をしたのが大きな要因です。
リスク管理の甘さが出ています。
ただ、決して多くはない予算の範囲内と言う足枷もありますので、この辺は本気でチームを強くしようと後藤オーナーが思わない限り暗黒期の脱却は遠のきます。

今の現場が出来る事は、目先の勝利を目指しつつ、次世代の若手を起用しながら成長に繋げるアシストをする事です。
ただ、起用したら成長するなんて事はないため、起用のタイミングや指導も必須です。
ここ数年のライオンズの若手の伸び悩みを見ても、昔のように勝手に若手が生えてくる事はもうないなので、指導者が成長を促す手助けをしなければなりません。
渡辺監督に代わり、選手の意識への働きかけを狙ったかのように叱咤激励も増えました。
意識を変えれば行動が変わり、行動が変われば結果も変わります。
渡辺監督は、発信力もありコメントも上手い監督ですので、分かりやすい言葉で叱咤激励をしているのは意識を変えるには良いことだと思っています。
ただ、そのための技術的な指導をするのはコーチの役目です。

渡辺監督のコメントを見ていれば分かりますが、ほぼ精神論です。
意識には働きかける事が出来ても、じゃあ何をすれば良いのかと言う技術的な部分や作戦的な部分へのフォローが必要です。
本来はプロですので、選手が自分で考えて実行するべき問題ではありますが、頭を使う事が苦手な若手も多いですので、コーチが正しい方向に持って行かなければなりません。
渡辺監督をモチベーターにし、各コーチ陣が選手達に技術的な指導や目指すべき方向性を間違わないようにフォローするべきです。
もう少し成熟したチームなら、1軍コーチは手取り足取りとせずに采配のみ振るったり、データを伝える役目だったり、モチベーターに留まったりするでも良いですが、どう考えても今のライオンズの若手は手を差し伸べなければならない状況です。
プロだから自分でとか、野球選手は個人事業主だからとか良く言いますが、成長が留まっていますので、古賀、佐藤龍、蛭間、長谷川、渡部選手と言ったレギュラー候補達へはこのまま腐らせずにしっかり指導したいです。
本来、指導はファームではやるべき事ではありますが、そういう余裕もないチームですので、若手を起用しつつもしっかりプレイの振り返りを行い課題を洗い出し、その対策を伝えてトレーニングをし次戦に臨むと言う基本的な事を繰り返し徹底したいです。
もし、コンプライアンスが邪魔をして厳しく指導出来ないなんて事があるのであれば、渡辺監督に言って取っ払いましょう。
GMが監督を兼任する事態は、もう後がないと言う事ですので、なりふり構わず行きたいです。

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