暗い話題も多いライオンズですが、ファームでは高いポテンシャルを見せる投手が新たに出て来ました。

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ドラ3高卒ルーキーの杉山遥希投手です。


名門横浜高校から、ドラフト3位で入団した期待の左腕投手です。


まだまだ育成段階であり、まずは身体づくりからと思っていましたが、蓋を開けたら課題はあるもののイースタンでも高いパフォーマンスを見せています。


3軍ではずっと好投していましたが、イースタンでもこの活躍となると楽しみも増えます。


コンディションとタイミングが合えば、今シーズン終盤には1軍登板の可能性も感じさせています。


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3軍で結果を出し、現在はイースタンで先発ローテを担っています。


高卒ルーキーではありますが、イースタンでは3試合17回を投げて11奪三振1四球のK%17.5、BB%1.6と素晴らしい成績です。


まだイニング数が少ないですが、高卒ルーキーと言う事を考えても期待の持てる成績です。



特筆すべきは、ストレートの回転数の多さです。


球速は140キロ程度ではありますが、2400回転と150キロのストレート並みの回転数を出しています。


実際、140キロ程度でも空振りが取れていますし、これが150キロに球速アップしたらどうなるのかは非常に楽しみです。



また、変化球の精度も高く制球も良い投手です。


ストライク率も高く、ゾーンで勝負出来る制球と変化球のキレを持っています。

中でも、スライダーはストライク率も高く軸になっていますし、カーブ、チェンジアップ、フォークもカウントが取れていますし空振りも取れます。


イースタンでも三振が取れるようになって来ましたし、昨日のファームでは5失点したものの、5回を6奪三振無四球と素晴らしい内容でした。


この制球を維持したままストレートの球速も上がれば、武内投手のような投手になれる可能性を秘めています。


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課題は出力不足です。


本人は以前のインタビューで、課題を克服するためにも、現在は球速アップのためのトレーニングをしていると話していました。




まだ140キロ程度ですので、今後も継続的な課題とはなりますが、高い回転数を誇る質を維持したまま球速も上がれば、大きな武器になります。


まだ高卒1年目ながらも、現状でもイースタンでここまでの投球が出来る完成度でありながら、伸びしろも残している状態は期待が膨らみます。



最も注意してもらいたいのは怪我ですので、トレーニングで身体を作りながらも、トレーナーとも連携してケアも勉強して行きたいです。



名門横浜高校出身ですし、そのくらいの基本的な事は叩き込まれているとは思いますが、名門出身だからこそ体育会系の気合で乗り越えようとする場合もなくはないので、指導者もしっかりフォローしたいです。


このまま順調に成長し、今シーズン中にアベレージで140中盤くらいのストレートを投げられるようになれば、1軍先発も視野に入ります。


せっかく現れた新星ですので無理は禁物ですが、チーム状況的にもチャレンジをさせられる状態ではあります。


青山、羽田、菅井、杉山投手、そして今季は不調ですが黒田投手と若い才能もファームにはいます。


1軍を経験することでメリットもデメリットもありますが、投手の肩や肘は消耗品ですので、ファームで調子の良い時に出来るだけ早く1軍マウンドを経験させたいです。


いずれは髙橋光成、平良海馬が抜けますし、今井達也もFAが近いです。


打線と中継ぎの弱さが目立ちますが、今井、髙橋、平良が抜けるとなると、今度は先発も足りなくなります。


球団としても、新たな才能も潰すことなくしっかりプランを立てて育成を成功させてもらいたいです。




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