煮え切らない投球が続く松本航投手です。

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今季はチーム事情により中継ぎ転向となりましたが、イマイチのパフォーマンスが続いています。


髙橋光成、今井達也と共に先発3本柱と呼ばれた投手としては、先発としてのプライドもあった中での中継ぎ転向には同情的な意見もありますし、そう思います。


ただ、正直今のパフォーマンスだと先発に戻した所で、かつての煮え切らない投球のローテ投手に戻るだけだと思います。


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スピンの効いた空振りが取れるストレートを武器に、ルーキーイヤーから先発として活躍をしていましたが年々パフォーマンスを落とし、今季はストレートで空振りも取れなくなってきました。


今季は先発として4試合28.1回を投げて、防御率こそ1.91ですが三振はイニング数の半分の14個とイマイチな内容でした。


球速も140前半程度と出力不足を感じますし、かと言って変化球で空振りを量産出来る投球でもありません。


試合を壊すことは少ないですが、厳しい言い方をすれば6回4失点くらいのローテ5、6番手クラスのパフォーマンスです。


昨年ローテ5、6番手が課題であったライオンズとしては、それでもローテを埋めてくれる投手は貴重でしたが、元3本柱の松本投手に期待するパフォーマンスとしては寂しい状態です。


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中継ぎ転向となり150キロを連発する投球を見せるようになった時は、松本投手復活に期待をしました。


個人的には、このままローテ5、6番手争いをするくらいなら、もっと松本投手を活かせる新たなポジションを試す事は良いと思っています。




結局松本投手は、ストレート次第の投手です。


決め球の変化球がない問題はあるとは言え、ストレートゴリ押し系の増田達至投手も長年守護神を務めていましたし、松本投手も中継ぎとしてストレートを復活させれば、増田投手と同じような活躍が出来るのではないかと期待もしました。


ただ、中継ぎとなり球速こそ上がりましたが、制球出来なくなりました。今の所、高い出力を制御出来ていない状態です。


こうなると、中継ぎとしても厳しくなってきます。



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今後、先発に戻すか中継ぎのままかとポジションをどうするかの前に、まずはパフォーマンスを上げなければどちらも中途半端になってしまいます。


個人的には、松本投手クラスの投手には出力も制球も両立することを望んでいましたがそれが無理そうなため、それならば147キロくらいに球速を落としてでも制球出来るストレートを投げたいです。


良い時の松本投手は、アウトローに綺麗に決める制球があります。


また、今季は高めのストレートで空振りを量産していた時もありましたので、空振りが取れる高めのコースに投げられるようにしたいです。



また、変化球に関してはスプリットが空振りを奪うには効果的ですので、低めに集められるように精度を高めて、高めのストレート、低めのスプリットの高低を使えるようにしたいです。



さらに、今すぐは難しいとしてもカット、スライダーの横変化の変化球もレベルアップは必須です。


カットは安定して投げていますが空振りが取れず、スライダーは空振りが取れても安定していません。


平良投手もチャレンジしていましたが、松本投手もカットを昇華させて、今井投手のような高速スライダー習得にチャレンジしても良いと思います。



カーブで緩急を使うことを夢見た時もありましたが、精度が低くカウント球にもなっていないため、個人的には優先すべきはストレート、スプリット、オフに高速スライダー習得です。



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松本投手は、3本柱と呼ばれたポテンシャルをまだ活かせていません。


課題は毎年同じです。ストレートの球速、精度、そして決め球の変化球がない問題です。


毎年同じ課題にも関わらず変わっていないとは、球団はどんな指導をしているのでしょうか。。。


良い時はカウント球も決め球もストレートでしたが、少なくともその状態に戻し、そこからレベルアップを図りたいです。




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