かつての甲子園のスター、山田陽翔投手の現在地です。

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甲子園通算11勝の甲子園を沸かせたスターです。


ドラフト5位と評価はそこまで高くはありませんでしたが、それを反骨精神へと繋げ今度はライオンズのスターになってもらいたい投手です。


昨年のルーキーイヤーは、春先の練習試合で2試合2回6奪三振と圧巻の投球を見せました。


最速152キロと球速もアップし順調なスタートに見えましたが、2軍では3試合7.2回で10四球と乱調を繰り返しました。


プロは甘くなかったです。


その後は、内転筋や背中など痛めるなど怪我もありましたが、フェニックスリーグで復帰し、今季は開幕から3軍メインで投げていました。


プロ入り前は、ツーシームの評価は高いが全体的に突き抜けたものがなく、まとまった投手と言う評価でした。


それが甲子園のスターがそこまで高いドラフト評価を受けなかった部分です。


球速も最速は152キロと伸ばしても平均では140中盤程度でしたし、爆発力と言う部分に物足りなさがありました。


今季も3軍メインとイマイチ伸び悩んでいた所で、思い切ってシーズン途中で投球フォームを変えました。






森脇投手や山本由伸投手のようなフォームに変更です。


制球難で苦しんだ豆田投手も、山本由伸風フォームに変えてから制球も落ち着き伸びましたし、山田陽翔投手も思い切った決断をしました。





また、投球スタイルも力で押していく投球から、左にはツーシーム、右にはカットでゴロを打たせて行く投球にモデルチェンジしました。


目論見通りファームではゴロを打たせていますし、単に打たせる投球ではなく武器のツーシーム、制球が向上したストレートでも空振りが取れています。


8月以降のファームでの成績は、11回10三振3四球と三振が取れ四球を減らす投球が出来ています。


今の所、投球フォーム変更が上手く機能しています。


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来季は高卒3年目のシーズンです。


菅井投手、羽田投手は3年目の今季1軍デビューし、プロ初勝利も挙げました。


山田投手も来季は1軍を視野に入れたいです。


投球フォームを変更しましたので、まずはフォーム固めを行うのが先決ですが、課題としては出力面です。


球速はストレートは平均で142キロ程度と、変化球も含めて出力が物足りません。


1軍相手となるとミスショットも減りますので、今の球速だと打ち損じず捕らえられる可能性も高いです。


あと5キロ位はアップさせて、常時140後半のストレートにツーシーム、カットで空振りも取れるグラウンドボールピッチャーになりたいです。




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