今季のプロ野球観客動員数は、実数発表になった以来過去最多となりました。
コロナ直前の2019年シーズンと比べると、103.4%となっています。
昔と比べ娯楽も増え野球一強の時代ではありませんし、野球中継もスマホで手軽に見られる時代となりましたが、その中でも観客動員数を増やせたのは野球界としては良かったです。
ただ、格差も深刻です。
今季圧倒的最下位のライオンズは、連覇を果たした2019年シーズンと比べると85.4%となっています。
先日は、圧倒的最下位でも前年度より観客動員数を増やしたと誇っていましたが、それ自体は努力の賜物ではありますが厳しい状況です。
環境面で言えば、都心から遠いと言う事もありますが、それ以上に夏場の酷暑が深刻です。
選手ですら試合中に熱中症になる球場ですので、ファンもそれなりの準備をしなければならないのはしんどい所です。
ただ、2019年もその環境面の問題はあった訳ですので、やはり環境面以上にチームの弱さが大きな問題です。
当時は山賊打線最終年でしたが、打ち勝つ野球はライトファンでも観ていて楽しい野球だったと思います。
山賊打線はライオンズの魅力でした。
今のライオンズはその魅力が薄く、代わりにコラボイベントやグッズ配布、選手個々にフューチャーする「推し活」を売りにし、何とか観客動員数を増やす努力をしています。
営業努力は感じますが、やはりプロスポーツ球団を保有している限り最優先は勝利です。
野球は勝ち負けで競う競技ですので、その球団を持っているなら戦力を整え少しでも勝ちを増やせる努力をするのは当然です。
後藤オーナーもバックアップはしているものの、主にインフラ面のバックアップとなっており視点がズレています。
ライオンズファンを数十年やっていますが、ここまで弱いのは初めてです。
正直物珍しさもあり、今季は叱咤激励も込めて観客動員数を大きく減らすことはなかったと思います。
ただ、この弱さが定着すれば見向きもされなくなると思います。
小手先の「推し活」では、安定した観客動員数は見込めません。
チームの魅力を高めることが根本的な解決となりますので、スカウティングと育成を駆使して力のある、観ていて面白い選手を育て上げてもらいたいです。
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