足りない左腕中継ぎ補強として、支配下復帰が待たれる佐々木健投手です。



ライオンズの今季のブルペン左腕は、佐藤隼、羽田投手となりますが左キラーと言う訳ではありません。


役割的にも、佐藤隼投手は勝ちパ入りを目指していますし、羽田投手は将来的な先発のための育成要素も強いです。


豊田コーチとすれば、試合終盤の勝敗を左右するような場面での左の強打者用に投入出来る、ジョーカー的起用の左腕は欲しい所だと思います。


個人的には、今季は左相手なら羽田投手、右相手からラミレス投手にジョーカー的起用を担ってもらいたいと書いていますが、佐々木投手がそこに入ってくれるとブルペンも落ち着きます。


佐々木投手は手術前はそういう役割を任されていましたし、結果も出していました。


空振りが欲しい時にはチェンジアップ、ゴロを打たせる時にはツーシームと投げられますし、何より左打者のインコースに臆せずツーシームを投げ込める所は佐々木投手の武器です。


入団当時は、高橋朋己投手を彷彿とさせる速いストレートを投げていましたが、その球速が出なくなっていた所での手術となりましたので、どこまで回復したのかは注目です。


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一昨年の8月に、トミージョン手術を行いました。


トミージョン手術だと術後1年程度で実戦復帰する選手も多いですが、昨年の夏頃に痛みが出た事もあり、昨年はリハビリのシーズンとなりました。


今は痛みもなく、秋季練習ではブルペン投球も行っています。




今季29歳となりますので、年齢的にものんびりは出来ません。


ただ、過去のライオンズのトミージョン手術復帰組を見ても、肘が馴染み投球が本格化するにはもう少し時間がかかる例が多いです。


佐々木投手は、どこまで回復しているでしょうか。


目安としては、ストレートの球速が140後半は常時出せ、チェンジアップ、ツーシームの精度を最低限手術前に戻せるかです。


元々、制球はそこまで良い投手ではなかったですが、出力と制球のバランスを上手く取れるようにしたいです。


トミージョン手術から復帰し、大活躍している投手は前例も多いです。


焦る気持ちもあると思いますが、必ず支配下復帰出来ると信じで一歩一歩段階を踏んで行ってもらいたいです。


1軍のマウンドで、左の強打者相手に膝下へのツーシームを果敢に投げ込む姿を再び見せてもらいたいです。



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