ライオンズが誇る怪物、羽田慎之介投手が順調調整です。



この時期は野手より投手の仕上がりが良いため、ライブBPの結果は参考程度ですが、5割くらいの力で150キロ出ているのは非常に良いです。


羽田投手は高い出力を出せますが制球難の投手でもあります。昨年の1軍登板を見ても、エイヤーと力任せで投げているようにも見える投手です。


そのため、7割くらいの力で制球も出力も両立出来るようになれると戦力化の見込みも立ちますが、7割位の力だと球速も落ちます。


ただ、5割くらいの力加減で150キロ出るフィジカルを手に入れたのであれば、シーズンでの期待も高まります。


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先日は、課題である変化球の精度について、西口監督とも話し合いました。


スライダー、カット、スプリットを昨年は投げていましたが、とにかくカウントが取れません。


コースに決まれば空振りも取れるキレはあるのですが、制球しきれていません。


ポテンシャルはかなり高い投手なのですが、現状らそのポテンシャルだけで投げている状態です。


力まずに7割くらいの力で投げる感覚を掴み、投球フォームを固めて再現性を高めて行きたいです。


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また、これも課題ですが、ストレートの空振り率が低いのも改善が必要です。


左腕から150キロを超えるストレートを投げられるだけで武器になりますが、質的に空振りが取れません。


昨年の1軍登板では、平均で151キロと球速は出ていますが、空振り率は僅か4.4%です。


制球の悪さからストライク、ボールがはっきりし過ぎたり、制球しきれない変化球は来ないと相手打者から見込まれストレート待ちされている所もありますが、ストレートの使い方も考えなくてはなりません。


球は速いがストレートで空振りが取れない課題のあった甲斐野投手は、昨年ストレートをツーシームに置き換える試みをしました。


怪我もありシーズン通してとなるとどうかは分かりませんでしたが、一定の効果は出ていました。


ただ羽田投手の場合はそもそもの制球が悪いので、さらにコントロールするのが難しくなる選択は出来ません。


そのため、目指すところは師事している平良海馬のように高めのストレートを上手く使えるようにしたいです。


浮いたストレートでなく狙って高めに、欲を言えばインコースにも投げられる制球、さらに変化球は低目に集められるようになれば、もう少しストレートの空振り率も上がっては来ると思います。


ストレートの質的に空振りが取れる質ではないかも知れませんが、左腕から150キロを連発するとまともに弾き返される事は減ります。


今はまだエイヤーと力任せの投球ではありますが、その高い出力のまま左右高低と使えるようになれば、次世代エースの誕生です。


出力が高く投球フォームも不安定ですので怪我のリスクも高い投手ではありますが、くれぐれも怪我をせずに開幕を1軍で迎えてもらいたいです。




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