オープン戦も中盤に入り、今シーズンの形が見えて来ました。

開幕ローテは、今井、渡邉、高橋光成投手が週末ローテ、隅田、菅井、與座投手が平日ローテになりそうです。
アクシデントがあれば、ボー、上田投手辺りが代役になると思いますが、武内、松本、青山投手の離脱もあり、正直他に今すぐ1軍ローテに入れる駒もいません。
守り勝つ野球を掲げる西口野球の中で、先発投手の出来は大きなウエイトを占めます。
ローテ5、6番手に不安はありますが、次世代の先発投手が育つまでは怪我なくローテを回してもらいたいです。

また、昨年大きなマイナスを作った中継ぎ陣は、平良海馬の守護神転向に加えて、ウィンゲンター、ラミレス投手の見込みが立ちましたので、守り勝つ勝ち筋が作れそうです。
スローペース調整の甲斐野投手がどこまで状態を上げてくるかですが、現状8回ウィンゲンター、9回平良まで固まったため、7回を相手に合わせて佐藤隼、ラミレス投手で開幕は凌げます。
甲斐野投手の状態が上がれば、昨年の開幕時よりは形が見える勝ちパになりそうです。
中でも、ウィンゲンター投手がかなり良いです。
ストレートで押していけるだけでもポジれますが、武器はスライダーの投手です。
そのスライダーでも空振りが取れ始めていますので、期待が高まります。

中継ぎは何も勝ちパだけ必要な訳ではなく、リリーフB班と呼ばれるビハインドでも試合を作り直したり、落ち着かせる役割の中継ぎも必要です。
本来はそこに入るべき、平井、水上投手がイマイチなのは懸念材料です。
ただ、今季はそこに若手投手を起用する予定もありますので、羽田、黒田、山田投手ら伸びしろ満載の若手投手に期待です。

一方、一番の課題である得点力不足はまだ改善の糸口は見えていません。
打力に関しては、日本人野手の中心を担うべき佐藤龍世選手が寝坊をやらかし、開幕はおそらくファームです。。。
そうなるとネビン、セデーニョ選手と両外国人頼みとなります。
昨年も外国人頼みの打線でしたが機能せず、91敗する大きな要因にもなりました。
今の所、ネビン選手の打球がもう少し上がってこない所と、セデーニョ選手の調子の波が大きい所は懸念されますが、外国人頼みになる時点でそこは賭けです。
若い選手も打線に多いチームですので不安定さは否めませんが、源田、外崎選手が打線を引っ張っていけるように奮起してもらいたいです。

今季から西口新体制となり、明確に1点を取る野球を選手に提示しました。
何をすれば良いかは、分かりやすい方針ですし、即効性もある方針です。
頭を使わなければならない野球ですので、個人的には今のライオンズには向いていないと思っていますが、そこは数年後にモノに出来るように長い目で見ていきたいです。

また、オープン戦に入り2番に打力最弱選手を配置するスタメンを辞めています。
よい試みだと思います。
得点力不足の場合、打線の流れを重視する以上にとにかく打力の期待値の高いトップ5を1〜5番に固めて、そこを得点源にした方が得点の期待値は高まります。
1点を取るべき打順も明確になりますし、選手にも理解させやすいと思います。
長谷川、西川選手の1、2番でチャンスメイクしてネビン、セデーニョ選手に回す形が想定されますが、佐藤龍世選手がいないなら個人的には、長谷川、渡部聖選手の1、2番にし外国人選手に回す打線を推したいです。
渡部聖選手はルーキーですし苦戦はすると思いますが、強い打球も打てていますし状況判断も悪くないです。
ケース打撃も出来る選手ですし、長打も打てますので、2番にハマれば面白いと思います。

今のライオンズ打線で昨年のwRC+の上位3人は、佐藤龍、セデーニョ、野村大選手です。
ただ、その内佐藤龍、野村大選手はおそらく開幕はファームの可能性が高いです。
なぜ、そういう扱いなのかと不満もありますが、極論を言えば、それでも評価を覆すくらいの結果を出さなかった本人が悪いです。
監督が変われば、方針も変わりますし使いたい選手も変わります。
普通の会社員でもそうですので、それを見越していつも以上にアピールしなければなりませんが、そこまでは出来ませんでした。
昨年あれだけの成績を残しながらちょっとハードルは高いですが、佐藤龍、野村大選手にはそれを成し遂げてもらいたかったです。
ただ逆に、まだ打線が伸びる要素が控えていると考えれば、今の内に実績のない若手選手達を起用し使える選手を固めてから、満を持して佐藤龍、野村大選手を打線に加えると言う采配も出来ます。
ポジティブに考えたいです。。。
今季優勝出来るとは言いづらいチームではありますが、今井、平良、高橋光成投手がいる内に少しでも優勝争いに絡められるように頑張ってもらいたいです。

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