今年も、ファームの高卒投手に楽しみな投手が出現です。




ライオンズ界隈ではもう注目されていますが、ドラフト5位篠原響投手です。


正直、ドラフト指名時の「投げっぷりの良い投手」と言うコメントから、何やら焦げ臭い感じがしましたが、、、


蓋を開けたら「山本由伸のような投手に」と言うスカウトの期待があながち嘘ではないのではないかと思わせるパフォーマンスを見せています。




対外試合に入り、高校時の最速148キロを一気に153キロに伸ばしています。


高卒ルーキーと言え、まだ2月の時点では卒業ではなく高校生ですので、それでここまで伸びているのは驚きです。


先日のカーミニークでの教育リーグでも153キロ出ていましたので、地方球場あるあるの球速ではなく本物です。



1イニング目に比べて、2イニング目からは捕らえられる球も増えましたが、先発としての課題が見えたと共に、この時期から3イニング投げられた事が収穫です。


1イニング目はストレートの球速だけでなく質も高く、空振りが取れるストレートを投げています。


このレベルの投球をイニングを重ねても投げられるようにトレーニングすれば、大きく飛躍する可能性も秘めています。


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ただ、まだ一喜一憂は出来ません。


参考とするべきイニング数が少ないので、どこまでやれるかは未知数です。


今年高卒3年目となる山田投手も、ルーキーイヤーのアマチュア相手の練習試合では奪三振マシーン化していましたが、プロ相手となると制球難となりました。


篠原投手の場合は、制球は良いですが出力とのバランスがまだ不安定です。


この辺は、今後のトレーニングで伸ばしたい部分です。


ただ、まだプロとして本格的なトレーニングはこれからとなりますので、それでここまでやれるなら期待してしまいます。


非常に楽しみな投手です。


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ライオンズファームはここまで練習試合、教育リーグを計11試合行っていますが、内4試合に高卒2年目杉山投手が先発しています。


‌とにかく、杉山投手の登板を第一に考えると言う、明確な意図を持ったローテになっています。


ファームは育成の場ですし、その中でも次世代1軍ローテ投手筆頭の杉山投手を、集中的に育成しようと言う取り組みは良いと思います。


ライオンズとしては、近い将来メジャー移籍が現実的な今井、平良、高橋光成投手の穴を埋める取り組みが先発陣の目下の課題でもあります。


その穴埋めが出来る可能性を秘めた杉山投手を強化指定選手とし、優先的に登板させる事で能力を伸ばす取り組みはファームならではです。


良い取り組みです。


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そして、今季加入した篠原投手もその強化を選手に近づいています。


篠原投手も杉山投手のように、積極的に登板をさせています。


実戦を投げれば成長する訳ではありませんが、投げる事で出来たこと出来なかった事が分かる事も多く、その後のトレーニングに活かす事が出来ます。


まだ身体が出来上がっていない高卒ルーキーが一気に球速を伸ばしたため、怪我には要注意ではありますが、少しづつ実戦を積み、杉山投手同様に篠原投手も強化指定選手扱いをしたいです。


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ドラフトの順位は指名される前までの評価ですので、プロに入れば関係なく大事なのは指名された後の評価です。


ただ、ドラフト5位でここまでの成長を見せるとなると、球団によってはドラフト1位もなくはないとも言われた、ドラフト3位狩生投手がどんな球を投げるのかは今から楽しみです。


キャンプはリハビリ班に入ることもあったため、じっくり育成になるとは思いますが、羽田、黒田、菅井投手から始まった、高卒ルーキー投手が伸びるムーブメントが今年もファームで見られるか注目です。




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