上田大河投手が、逆転の開幕ローテ入りを狙います。
オープン戦で先発のチャンスを貰いました。
ここ2試合3回無四球4奪三振、3回無四球3奪三振と内容のある投球が出来ています。
何より、先発入りの最低条件でもある三振>四球の投球が出来ています。
キャンプでの実戦登板では内容も悪く、1軍生き残りへ崖っぷちでしたが、ここに来て状態を上げてきています。
元々、変化球も多彩でまとまった投球が出来る投手です。
ただ、球速もそこそこ、変化球もそこそこと武器がありませんでした。
ただ、今季は成長を感じさせる投球も見せています。
球速はもう少し欲しいですが、練習試合では平均で146.7キロと昨年より2キロアップしていますし、空振りも取れました。
球速が落ちると空振りが取れにくくはなりますが、それでもコーナーに行けば空振りが取れています。
変化球では、カットとカーブが良いです。
昨年も持ち球の中ではカットは良く、軸に出来る可能性を見せていましたが、カウントも空振りも取れる変化球になりつつあります。
また、カーブはキャンプではホームランを打たれましたが、練習試合、オープン戦では空振りも取れる変化球になっています。
特に、直近の試合では左打者に対してカーブを多投する珍しい配球を試し、一定の効果も出ています。
やっぱり背番号11はカーブですよね。
良いアクセントにもなっているので、バッテリーで話し合い上手く使って行きたいです。

個人的には、開幕ローテは今井、渡邉、高橋光成、隅田、菅井、與座投手でほぼ決まりだと思っています。
ただ、武内、松本、青山投手の離脱もあり、ローテ投手にコンディション不良などあれば候補者がいなくなります。
上田投手が1軍に耐えうる先発となれば、チームとしても大きな戦力です。
また、開幕ローテの中では菅井、與座投手は未知数であり、特に與座投手の場合は対左打者と打者3巡目に明確な課題があります。
度々書いてはいますが、與座投手は使い方次第の投手です。
課題が明確なだけに、與座+羽田、與座+菅井投手と言った左投手と組ませて2人で7回までと言う起用の方が良いと思っています。
しかも、與座投手の初戦は左打者の多い楽天戦ですので、少し不安もあります。
上田投手は先日、対左打者に対してカーブを上手く使い抑え込んだ投球を見せましたので、左打者への強さを見せられれば、與座投手と組ませても面白いと思います。

オフは中継ぎとしてトレーニングして来ましたが、先発と中継ぎ両方となり調整も大変だとは思いますが、ストレートを含めた5球種の使用率がどれも10%以上と、投球スタイル的には先発向きの投手です。
球速の物足りなさは懸念されますが、しっかりコーナーに投げ込めれば空振りも取れていますので、制球重視で行きたいです。
本人も言うように良いチャンスを貰いましたので、ここで三振>四球の投球を見せてアピールしたいです。
くれぐれも出力を無理やり高めて、制球を乱すことのないようにしたいです。

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