ライオンズのセカンド問題が深刻です。

ここまでセカンドで使われた選手達の成績は、打率.089、OPS.196と、投手並の成績となっています。
今の所のセ・リーグ投手の打撃成績ですらOPS.300台ですので、どれだけ打てていないかが良く分かります。
勿論、例えば野村大樹選手を我慢して起用し続ければもっと高い打撃成績を出せますし、育てばOPS.750以上のセカンドを誕生させられる可能性もあります。
ただ、野村大樹選手の調子も上がり切りませんし、打てないとすぐに変えられる事から無駄なプレッシャーもかかります。
また、ここまでの日替わり起用では感覚も鈍ります。
西口監督としては、我慢しても起用し続けたいと言うセカンドがいないからこその日替わり起用だと思いますが、セカンド問題は深刻です。
オフに、外崎選手コンバートにより外野に加えて新たにセカンドが穴になるのではないかと書きましたが、今の所想定以上の穴になっています。
打線を考えれば、この3人は潰し合うのでなく共存が望ましいです。
だからこそ個人的には、サードは佐藤龍世、外崎、野村大選手の2人はセカンド兼外野で3人同時起用を望んでいました。
ただ、もうサード外崎選手は動かないでしょうから、それならばセカンドは佐藤龍世、野村大樹選手を使いたいです。
確かに守備に不安はあります。
滝澤、児玉選手と比べると差はありますが、ファームを見ても普通には守れています。昨年並の打力を見せてくれれば、お釣りが来るくらいです。

西口監督は守備型セカンドを好みますが、個人的には強打のセカンドが好みです。
ショートには守備型選手の最高峰である源田選手がいますし、セカンドは普通に守れれば打力重視で良いと思います。
他のポジションが山賊打線並のラインナップなら、二遊間は守備型でも良いですが、今のライオンズは二遊間でも打てないと得点力不足が加速します。
ただ、このOPS.196なら打力よりも守備を選択する西口監督の気持ちも分かります。
打てないなら守れる方が良いです。
確かに、守備型選手をセカンド起用した事でUZRはトップです。ただ、wRC+は−59と守備のプラスを打撃のマイナスで大幅に落としてしまっています。
いくら守備が良くても、ある程度は打てなければ穴のままです。
ショートのレギュラー有力と言われた、守備型選手である永江選手を思い出します。
過去を見ても、守れるだけの選手は守備固めです。やはり打てないと、レギュラーにはなれません。
西口監督としては、自身の経験やイメージではなく、ちゃんと過去から学びたいです。
また、今の1軍セカンド候補メンバーは、打てないけどUZRトップになるくらいの守れる選手が中心ですので、逆に打てるけど守れない選手を試すには良いタイミングでもあります。
野村大樹選手は復調を、佐藤龍世選手は反省をしてセカンド問題を解決するピースになってもらいたいです。

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