高卒3年目の飛躍を見せている、山田陽翔投手です。
先日は、逃げ切り失敗し終盤追いつかれた嫌な試合展開の中で、延長10回1イニングをしっかり抑え、サヨナラ勝ちに繋げました。
プロ初勝利も手にしています。

甲子園のスターとして、ドラフト時から注目された選手です。
ただ、実績は抜群ですが、投手としては尖ったものがなくまとまった投手と言う評価もあり、甲子園のスターとしては高くはないドラフト5位と言う評価でした。
入団してからは、出力と制球のバランスが上手く取れず伸び悩みました。
ただ、そんな時に改善のきっかけは、当時の内海コーチからのアドバイスです。

つくづく、内海コーチが居てくれて良かったと思います。
他にも、内海コーチのアドバイスで飛躍した選手もいますし、直接的な戦力にはあまりなれませんでしたが、指導者として間接的な戦力に大きく貢献してくれました。
ずっとライオンズに居て欲しかったですね。

また、山田投手自身も、投球スタイルをカット、ツーシーム主体に変え、投球フォームも森脇投手を参考に変えた決断もハマりました。
ゴロを打たせるだけでなく、特にツーシームが空振りが取れるツーシームですので、オフのウインターリーグでは奪三振マシーン化していました。
投球フォームはウインターリーグでは固まっていなかった事もあり、奪三振=四球くらい四球を出していましたが、シーズンではその制球が劇的に良くなっています。
その一躍を担ったのは、平良海馬投手との自主トレです。

平良海馬投手は理論的なトレーニングを行っていますが、山田投手にとっては大きな学びにも刺激にもなったようです。
菊池雄星が作った流れを高橋光成、平良海馬投手が引き継ぎ、それを若手へと教えていく非常に良い流れです。
オフに初参加して武内、山田投手も、今後の若手達に教えられるレベルまで上げてもらいたいです。

ここまでは順調に、キャリアも成績も出しています。
昨年までのファームを見る限り、正直想定外の成長ぶりです。今季はまだ主戦場はファーム、1軍なら敗戦処理だと思っていました。
制球が劇的に良くなった事が要因でもありますが、良くなったとは言え、大きく外れるクソボールはなくなりましたが、針の穴を通す制球ではありません。
かなり甘い球を投げている時もありますし、この辺は丁寧に低目に投げ込む習慣をつけたいです。
また、相手もまだ慣れていない部分もありますが、今後は相手も研究して来ますし対策もとって来ます。
まだ球威で押せる程ではないため、例えば、低目を捨てて真ん中より高目は狙う対策を取られると厳しいと思います。
球威でも勝負出来るようにレベルアップしたいですが、まずは丁寧に低目にカット、ツーシームを投げ込み抑えて行きたいです。

どんどん大事な場面で起用される事も増えますが、度胸もありますし、ピンチでも攻めの投球が出来るメンタルもあると思います。
以前在籍したニール投手の良い時のように、空振りもゴロも取れる、球威と制球を両立出来る投手になりたいです。
もっともっと成長する姿を、今後も見せてもらいたいです。

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