立て直しを図るライオンズは、次世代のコアを育成中です。

ライオンズは栗山・中村→秋山・浅村→コア4(森、山川、源田、外崎)と野手のコアになる選手を上手く世代交代させてきました。
スカウティングと育成の両輪を上手く回せた事で、大きな低迷期もなくここまで来れました。
しかし、FA流出のペースに育成が追いつかず、また投手優先のドラフトを続けた事で野手が小粒化しました。
2020年ドラフトで大きく野手ドラフトに方針転換しましたが、思ったよりも選手が伸びず、本来ならこのドラフト世代が今のライオンズの野手野コアになりたかった所でしたが、、、
野手の伸び悩みもあり昨年91敗を喫しましたが、今季は次世代のコア選手育成に尽力しています。

現状、西川、長谷川、滝澤、渡部聖弥選手の4人はチームとしても期待をかけています。西川、渡部聖弥選手に関しては、既にコア選手です。
ここに二遊間の滝澤選手も入ってくれば、セカンド、センターと守備も要になる部分にコア選手を置けます。
ショートはしばらくは源田選手がいますし、いずれはレギュラーを引き継ぐであろう、ドラ1齋藤選手の成長具合によっては滝澤選手が本職のショートに戻るかも知れません。
コア選手は攻守ともにレギュラーとして試合に出続ける選手ですので、このセンターラインを固められると助っ人獲得を含めた編成もしやすくなります。
ただ、そのセンターラインの要となる捕手が物足りません。
古賀悠選手が正捕手に近い位置にいますが、今の所近い位置のままです。
攻守共に物足りません。
一昨年シーズン後半は打撃面での成長を見せ、フレーミングに課題は残すものの正捕手への道を歩むものだと期待しましたが、伸び悩んでいます。
また、2番手捕手が大ベテランの炭谷選手というのもチームとしては問題です。
今季は牧野選手を積極的に起用していますが、元々怪我がちの選手ですし、今は大丈夫でもコンディションに不安も残ります。
ファームでは、柘植、古市選手やルーキー龍山選手、育成の是澤、野田捕手が頑張ってはいますが、現状1軍となると可能性が見えていません。
正捕手不在だけでなく、層の薄さも気になる所です。

こうなると、正捕手候補となる捕手のドラフト上位指名の可能性も高まります。
今季ドラフトでは、高橋光成、平良、今井投手と言った、近い内にメジャー移籍の可能性がある投手の代わりとなるポテンシャルの高い右腕先発、もしくは打線の中心になれる可能性もあるサードを守る選手もいますので、どちらかになると思われます。
現状は、佐藤龍世選手トレードにより外崎選手の次のサードが欲しい所もありますが、先発投手も欲しいです。さらに、あれもこれもとなりますが、捕手も上位で欲しい所ですが、どうするでしょうか。
個人的には、ドラフト1位は先発エース候補、4番、二遊間が良いと思っています。
しかし、ライオンズの歴代正捕手を見ると、伊東、細川、炭谷、森選手と全員ドラフト1位の選手です。
ライオンズのスカウティングと育成を考えた場合、ドラフト1位の素材ではないと正捕手を作ることが難しい可能性もあります。
過去に学ぶならドラ1、新たな歴史を作るならドラ1にこだわらず指名した選手の育成となります。
勿論、ライオンズスカウトが見てドラ1に値する選手がいなければ意味はありませんが、今ドラフトはどうするか注目です。

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