ライオンズは6年連続でV逸が確定しました。
この状態から優勝出来るとは思っていませんので、そうなんだと言った感想です。
ただ、悔しい気持ちには変わりません。
このまま優勝出来ない事が、当たり前のチームにはなって欲しくはありません。
ゲーム差的に現実的ではなかったにせよ、選手、首脳陣、球団は悔しい気持ちを持ち続けてもらいたいです。

2018、2019年の連覇以降は、苦しいシーズンが続いています。その苦しさが爆発した昨年は、シーズン91敗と球団史に残る低迷となりました。
再建期となった今季は、春先は首位争いをする場面もありましたが、交流戦で力尽き、それ以降は昨年を見ているような低迷ぶりです。
球団としても、この状況をよしとはしておらず、打開策を講じています。
軸となるのは育成です。
これまでも、バイオメカニクスチームを積極活用したり、最新のデジタル機器を導入したり、獅考トレーニングと称した言語化能力を高める試みをしたりなどなど、育成に関して様々な取り組みを行って来ました。
ただ、球団が期待する自立した選手を育てる意識高い系トレーニングは、今のライオンズの若手には合っていませんでした。
昨年何度も書きましたが、学力の低い学校に進学校のカリキュラムをそのまま導入するようなものです。
一部報道では、現場はもっと練習させたくてもストップが入るなど、上手く噛み合っていませんでした。
今季からは、意識高い系トレーニングよりも、まずは練習量を確保するために、異例の夏合宿を行いました。
身の丈に合った育成だと思います。
過去の失敗を今に活かすのは良い事ですし、少しづつ変わろうとしています。

潮崎氏の言うように、地道に若手を育成するのは必須です。ただ個人的には、これだけでは常勝軍団は作れないと思っています。
プロ野球は他球団との勝負です。
他球団より得点を増やし失点を抑えれば、勝てる競技です。
そのためには、他球団よりも戦力、采配共に上を目指さなければなりません。
しかし、育成に力を入れるのは、形こそ違えどどの球団もやっています。
夏合宿は物珍しさもあって報道されましたが、ライオンズだけ特別ではありません。
逆に、ライオンズだけ特別やっていない事があります。
FA補強です。
FAだけでなく助っ人も含めて、ライオンズは他球団に比べて補強に関して消極的です。
かつては、ライオンズ同様に流出が多く補強の少なかった日ハムも、近年ではFA補強にも積極的です。
今季の日ハムを見ても分かるように、補強と育成の両輪が上手く噛み合うと、チームとしても強くなります。
育成も補強もしている他球団と、育成しかしていないライオンズでは常勝軍団はおろか、目先のシーズンで上回る事も困難です。

ソフトバンク並みにとは思いませんが、せめて平均以上の資金を球団に投入し編成を行いたいです。
理想は、再建期だからこそ昨年オフに阪神大山選手を獲得するなどの大型補強を行い、育成と補強の両輪を強引に回したかったですが、そう上手くは行きませんでした。
施設面にはお金をかける後藤オーナーに、補強面にも一部回してもらえるよう、この辺は広池体制が一丸となって動かなければなりません。
ただ、予算はそれ程増えてはいませんが、今季はネビン選手、ウィンゲンター投手と当たり助っ人を早々に残留させるなど、今までにはない動きも見え始めています。
シーズン終了まで編成しないと言う謎ルールを撤廃し、来季に向けて積極的に動いているのは変化の第一歩です。後は、さらなる補強による上積みです。
育成と補強の両輪を適切に回せれば、常勝軍団を作れます。
球団は、現状の育成にかける熱量を補強にも向け、新しいライオンズの歴史を作ってもらいたいです。
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