今季支配下入りした佐藤太陽選手です。
育成ルーキーとして入団しましたが、3軍で頭一つ抜け出た成績を残し2軍に上がると、2軍でも抜群の成績を出し一気に支配下入りに駆け上がりました。
三振が多くなく四球を選べ、守備走塁でもプラスを作れる選手です。特に、守備ではショートとしてファームでは別格のUZRです。
大卒ではありますが、育成選手が1年目からショートで高いUZRを記録するのは期待が高まります。
やや単打が多く非力さもありましたが、徐々に長打も増えるなどプロへの適応も早速見せています。
後は1軍で結果をと言うところで、消化試合ではありましたが先日の楽天戦ではプロ初の猛打賞を記録しました。
#佐藤太陽 選手の適時三塁打などで一挙4点を追加!
— 埼玉西武ライオンズ (@lions_official) October 3, 2025
プロ初打点をあげ、一気に勝利を引き寄せます!#埼玉西武ライオンズ #seibulions #ALLONE pic.twitter.com/uhyApnKu6i
この日の楽天投手陣は、消化試合らしくお試し起用が多くファームクラスの投手相手ではありましたが、1軍の舞台で結果を出せた事は自信に繋がります。
西口監督からも評価されていましたし、来季は開幕1軍を目指したいです。

源田、滝澤選手とライオンズのショートは、球界屈指の守備力を誇る選手が2人もいます。
さらに、数年後に向けてドラ1齋藤選手を育成中です。
こう見ると、一見明るい未来に見えますが、源田、滝澤選手はともかく、齋藤選手は未知数ですし、レギュラークラスが退いた場合のバックアップはレベルが数段落ちます。
シーズンを戦う上で必要なのは選手層です。
かつての源田選手のように、フル出場して攻守共に結果を出せるのは稀です。その稀な例に選手を当てはめる事は出来ません。
西口監督も、今季それを痛感したからこそシーズン振り返りでも選手層の薄さに触れた訳です。
二遊間のバックアップである、元山、仲田、児玉選手も良い選手ではありますが、3人共に守備型とタイプが似すぎています。
ライオンズは、打てない事が問題のチームです。ただ、西口政権では守備を重視します。
言っている事と相反する事をしている西口政権ではありますが、守備型選手が打つ方も出来、攻守両方のレベルが高くなれば問題ありません。
二遊間のバックアップである、元山、仲田、児玉選手もまだ伸びしろはありますが、一番の伸び盛りと言えば佐藤太陽選手です。
今季は、打撃を捨てて守備に走った西口政権ですが、来季は脱却をテーマにしています。ただ、頑固な西口監督ですので、また来季もなんだかんだで同じ事をするかも知れません。
そうなった場合、守備で選ばれた選手が打撃も良いとなれば、西口監督の言う打つ方が問題の解決にもなります。
あれもこれもとなりますが、これからの選手である佐藤太陽選手には、あれもこれも手に入れてもらいたいです。

先日の猛打賞での打撃を見ると、ファームクラスの投手相手なら、ストレートを弾き返せる打力はあります。
後は、1軍クラスの速く強いストレートを弾き返せるスイングと変化球への対応です。
今季のライオンズの若手選手をみても、一時的には出来ても持続せずにスイングスピードが落ちて来ていますので、筋力、体力強化は必須です。
現状は、元山選手とタイプが被る印象を受けますが、バックアップとしてならそれで良くても、これからの選手が目指すのはバックアップではなくレギュラーです。
源田選手に衰えが見え始めていますし、かつてのようにフル出場とは行きません。
それに、個人的には来季から源田選手セカンド、滝澤選手ショートへのコンバートをしても良いと思っています。
まだ佐藤太陽選手がそこに割り込むまでは行っていませんが、伸び盛りの選手ですので、その高いレベルの二遊間に割り込み成長スピードを早めたいです。
来季の今頃はレギュラーを掴んでいるくらいの気持ちで、フェニックスリーグ、オフの自主トレを必死に行いたいです。
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