CSに向かう阪神打線を抑えた冨士大和投手を、虎戦士達もベタ褒めです。


まだまだライオンズファン以外からは無名の投手ですが、こういうコメントを見るとライオンズファンとしては非常に嬉しいです。
そうなんですよ。凄いんですよ。と言いたくなります。
才木投手、坂本捕手と1軍トップクラスの選手からこういうコメントを貰えると、冨士投手への期待もさらに高まります。
実際、冨士投手は高卒1年目の育成選手ながら、今季いきなり成長を見せました。
春先から既に先発として投げているのがポジティブ要素でしたが、出力面に課題がありました。
高卒育成ルーキーですし、まずは身体作りで3年後くらいには球速アップすれば良いなと思っていましたが、シーズン後半には突如球速も上がり、140後半のストレートを連発出来るように成長しています。
ストレートの質も良く、空振りが取れるストレートですので、球速アップは今後が非常に楽しみです。
また、変化球も面白い投手です。
チェンジアップが100キロ台と極端に遅く、ストレートとの球速差も40キロ近くある希有な投手です。
昨日はフォークでも空振りを取りましたが、落ち球が2つありどちらも使えるとなると、ライオンズで言えば隅田投手のようです。
さらに、ファームではイニングも球数も投げさせており、篠原投手ですら100球前に交代させていましたが、冨士投手はそれをクリアーさせています。
首脳陣からの期待も高い投手です。

来季は高橋、今井投手がW流出の可能性があります。
平良海馬投手先発転向したとしても埋められる穴ではないため、武内投手復活、菅井投手の成長、アタリの助っ人先発投手獲得で乗り切らないとですが、それだけでは到底足りません。
松本、上田、青山投手辺りに頑張ってもらいたい所なのですが、もう一つ伸び切りません。
そうなると、若手の覚醒に賭ける事になりますが、個人的には篠原投手90イニング、育成の冨士投手と同じく育成の佐藤爽投手で合わせて40イニングくらい投げてもらいたいと思っています。
現状は、タラレバ要素も大きく、そんな上手くは行かないとは思いますが、それだけの期待を抱かせる選手が出て来たのはライオンズとしてはポジティブ要素です。
冨士投手としてはまずは支配下ですが、その先も見据えて今オフはしっかりトレーニングをしてもらいたいです。

昨日の試合では、才木、坂本選手だけでなく、阪神藤川監督からも、賛辞を贈られました。

評論家ではなく監督ですので控えめなコメントですが、嬉しいのは高卒2年目成田投手にも触れてもらえた事です。

昨年、衝撃を与えた3軍戦での153キロから、自己最速を更新する156キロが出ました。
成田投手は、昨年の首の手術以降イマイチな投球が続いていましたが、フェニックスリーグでは凄い球を投げています。
怪我前は唸るストレートを投げていましたが、そのストレートが復活傾向です。
自身もストレートが売りの投手だった藤川監督としては、成田投手は気になる投手だったと思います。
昨年のルーキーの中での衝撃度で言えば、杉山投手よりも成田投手の方が個人的には上でした。
怪我によりその後が心配されましたが、良くなって来ているのは良かったです。
今後は、瞬間的な衝撃度ではなくこれを毎試合出せるくらいの力をつけてもらいたいです。
ちなみに、背番号で呼ばれる所なんかは、かつて当時育成の長谷川選手を見て、122番が良いとコメントした平石コーチの時を思い起こさせますね。
若い投手も出て来たライオンズです。
これに関しては、非常に良い傾向だと思います。
ただ、まだ素材の段階です。ここから戦力化出来なければ、育成成功とはなりません。
羽田、黒田、菅井投手を見ていても、1軍の壁に当たりそれを乗り越えようと努力しています。今季の篠原投手もです。
ファームでどんなに良くても、1軍の壁に当たりますので、そこからさらに伸ばすためにも、パフォーマンスの良い選手はまずは1軍を試したいです。
それが、戦力化させるための道でもありますし、補強以外で戦力層を作る方法でもあります。
西口監督は野手だけでなく投手も育てなければなりませんので、今季のようにローテを固定メンバーで回すのではなく、ファームで良いパフォーマンスを出している投手に関しては、そこに入れて試して行きたいです。
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