フェニックスリーグは、5勝9敗2分の9位でした。
序盤は良かったのですが、引き分けを挟んで7連敗もあるなど、チームとしては奮いませんでした。フェニックスリーグはチーム成績以上に、若手のアピールの場でもあります。
昨年は、上間、井上、渡邉と若い先発投手達が活躍し、今季は戦力にもなりました。今年のフェニックスリーグでもアピールをした選手がいます。
個人的に、今年のフェニックスリーグで、アピールをした選手は、野手では西川、牧野、育成の長谷川選手、投手では佐々木、赤上投手です。
西川
OPS1.059と良い打撃を見せました。
今季は1軍で結果を出せずに、ファームで打撃フォームを変えました。フェニックスリーグで結果を出したので、このフォームをモノにして来季に臨みたいです。牧野
OPS.900、長打率.531と長打を打てるようになってきました。
フェニックスリーグでは3番を任される事もあり、打撃でアピールしました。来季はドラ3捕手の古賀選手が入りますので、ファームの正捕手争いをしてもらいたいです。
長谷川
OPS.738、三振率9.5%と三振が多かった打線の中では、三振が少ない数字となっています。盗塁も4つと足でもアピールしました。
力負けしない打撃も見せていましたので、今後も長打を打てるように、パワーをつけて行きたいです。支配下枠も空いていますし、フェニックスリーグでのアピールで支配下昇格もあるかも知れません。
佐々木
18イニングを投げて三振17、四球1のK/BB17.00と驚異の奪三振能力を見せました。
ただ、打ち込まれた試合もあり不安定さがあります。ライオンズは高橋、今井、松本の3本柱以外の先発投手がまだ物足りないです。投手能力だけでなく、西口コーチの起用法もありますが、QSも圧倒的に低いです。
先発投手は長い回を投げて、残りは勝ちパに繋ぐのが理想ではありますが、先発の早期降板が多いと中継ぎ負担も大きいので、例えば與座+浜屋、本田+佐々木の様に、半人前の先発投手2人で1試合を作る様なプランも考えたいです。
赤上
K/BB2.25と、最終戦では三振で火消しをするなどアピールしました。
速いストレートで空振りを取れる投手ですが、ライオンズに多い制球難の投手でもあります。フェニックスリーグをきっかけに飛躍し、支配下を目指したいです。
アピールした選手がいる一方、井上投手、渡部選手、高木渉選手は思うように結果を出せませんでした。
井上
6イニング28人の打者と対戦し、三振がゼロでした。
ストレートに球威があり、スライダーでも空振りが取れる投手ですが、防御率も6.00と打ち込まれてしまいました。渡部
ホームランは2本出ましたが、OPS.648、三振率28.1%と確実性に欠けました。
期待するのはホームランですので三振は付き物ですが、ファーム相手であれば圧倒的な成績を期待したいです。高木渉
OPS.587、三振率34.1%と不振が続きました。
今季はイースタン序盤で、圧倒的な成績を出しましたが、怪我で戦列を離れました。復帰後は1軍にも上がりましたが結果を出せず、ファームに落ちてからもシーズン序盤の様な打撃が出来ていません。フェニックスリーグが終わり、これからは個々の課題に取り組む時期となります。
ブランドン選手が消化試合ではありますが、1軍で活躍しましたが、投打共に物足りないライオンズですので、若手の底上げは必須です。
特に、チームの主力になりうる存在である渡部選手は、現状では来季もファームで育成と言う結果ですが、オフの間もしっかりトレーニングして来季はお試しではなく、実力で1軍の戦力になってもらいたいです。
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