ジャンセン選手の獲得で、野手の新戦力獲得は終了だと思われます。
まだトレードの可能性はありますが、足りないのは投手ですので、おそらく野手はこのメンバーで来季戦うことになります。
ドラフトで獲得したルーキー野手では、古賀捕手が即戦力候補ですが、ライオンズには森友哉がいますし、ベンチの置物にするくらいなら、将来のためにまずは来季はファームで育成です。
また、育成の川村選手が、守備に課題はありますが、アマチュア時代と同様の打撃が出来れば支配下も近く、即戦力候補ではあります。
ただ、まだ未知数な部分も大きいので、今季の既存選手に、オグレイディ、ジャンセンを加えた野手陣で、戦うこととなりました。
オグレイディ選手は外野のレギュラー候補です。
74試合 .281 15HR OPS.913 三振率25.8%
指標的には、打撃に期待が持てる選手です。中軸を任せられる打撃を見せてくれれば、森を2番に置くなどのバリエーションも増えるので、長打を期待したい打者です。
守備も悪くないと評判ですが、打ってくれれば、守備がイマイチでも問題ないです。
普通に守れれば、ライトを中心に両翼での起用が増えそうです。
ジャンセン選手は、今の所は内野のバックアップです。
104試合 .299 19HR OPS.856 三振率17.6%
2018、2019と一桁ホームランですし、今季の19HRはそのまま数字を鵜呑みには出来ません。ただ、三振率は比較的低いので、日本野球に適応し、思ったより打撃が良ければ、サードや指名打者、無理してでもレフトでの起用もありそうです。
起用に関しては、今季のスパンジー同様に、中村、栗山との兼ね合いで決まりそうです。
ユーティリティ内野手を獲得した事で、他の選手にも多少影響があります。
影響が出そうなのは、呉念庭選手です。
今季、スパンジーの使い所が減りましたが、自身の打撃力の低下に加えて、同じような役割が出来る呉念庭の成長も大きかったです。
打撃が覚醒した呉は、打線に組み入れたい所ですが、今の所来季のポジションが決まっていません。
秋季練習では、外野練習をしていましたが、外野へのコンバートの話は聞かずに、あくまでユーティリティという位置づけでした。
本職のセカンドには外崎が居ますので、セカンドのレギュラーは難しいです。
外崎はFAが近いですが、2023年に取得予定ですので、万が一、流出となったとしても2024年シーズンからです。それまで、呉を寝かしておく戦力的な余裕はライオンズにはありません。今季は、後半戦からレフトも守るようになりましたが、急造のレフトと言った守備力でした。しかし、努力を重ねて今季ようやく飛躍した選手ですし、外野に専念させれば、努力してある程度は守れるようになると思います。
今季後半戦は、マークも厳しくなり、疲れも出てきて打撃不調が続きましたので、当然来季、今季の前半戦の様に打てる事が前提ですが、打力を重視するなら、呉は打線に欠かせません。
ジャンセン選手が思ったより外野守備が良ければ良いのですが、キャリア的には内野手です。
助っ人であるジャンセン選手をベンチ要員にする余裕はないので、慣れたサード中心に守らせるとするならば、呉の使い道は外野しかないです。
本来は、呉を内野のユーティリティとして起用し、外国人は外野での起用をしたい所ですが、仕方ありません。
呉は、秋季練習で外野練習もしていましたが、キャンプでは本格的に外野練習をしたいです。チーム方針としてだったり、コンバートにためらいがあったりするなら、内外野のユーティリティでも良いですが、打球判断、クッション処理、送球と外野手らしい動きが出来るように、佐藤友亮コーチからマンツーマンで指導を受けたいです。
佐藤友亮コーチも内外野を守った選手でしたし、基本的な外野手としての動きを学びたいです。
今季のライオンズを見る限りでは、打線の強化は欠かせません。
補強は少なく、現有戦力で戦わなくてはならないので、少しでも打てる選手は使いたいです。
球団は補強はしたと言うスタンスだと思うので、後は現場判断でとなりそうです。大変ではありますが、辻監督の起用法にも注目です。
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