今季のオリックス戦は、8勝15敗2分と楽天戦に並び、大幅に負け越しました。
今まではライオンズにとっては、オリックス銀行と言われる程の貯金カードでした。
2018年+5、2019年+9の貯金を作れましたが、2020年はー1と負け越し、今季はー7と大幅に負け越しです。
【投手】
高橋3試合 3勝0敗 防御率3.09
今井8試合 2勝5敗 防御率2.91
松本2試合 0勝2敗 防御率5.79
今井は抑えてはいますが、山本由伸相手が多いこともあり、勝ち星には恵まれませんでした。相手投手が良いので、今井の場合は、ここぞの場面で点を与えない投球が必要になります。チーム投手成績は、防御率4.02、WHIP1.43と良くはないですが、大きく勝ち越した2019年もWHIP1.44と、さほど変わらない数字となっています。
オリックス野手別では、
吉田正尚.409 6HR 15打点
どの球団からも打ってはいますが、ライオンズ戦は特に圧倒的な成績を収めています。ただ、ソフトバンク戦のみ、.232と低打率ですので、攻略法を研究したいです。
昨年は、吉田正尚以外にも、ジョーンズ、モヤ、ロドリゲスと外国人選手に3割打たれていましたが、今季は抑えることが出来ました。
オリックス戦は、吉田正尚の前後を抑えることが鍵でしたが、今季は外国人ではなく、キャリアの浅い日本人選手が活躍し、前後を固める事が出来ていました。
吉田正尚の前後を務める、福田.297、宗.313、杉本.321と、ライオンズ戦で良く打っています。
また、対戦打率こそ低いですが、T岡田15打点、伏見9打点、紅林9打点と、下位打線にも勝負所で打たれています。
今季オリックスが優勝した要因には、強力な投手陣だけでなく、吉田正尚の前後が機能した事も挙げられます。
吉田正尚は簡単には抑えられないので、前後の選手を抑えることが求められます。
特に、吉田正尚、杉本とランナーに出してしまっても、T岡田、伏見、紅林といった下位打線の選手に返されないようにしてもらいたいです。
【野手】
森.304、中村.291、岸.283、外崎.255
中村は、3HR18打点と得点に絡む打撃が出来ました。岸、外崎は、オリックス戦が最も成績が良いです。源田.234、栗山.206、山川.203、呉.197、愛斗.173、川越.095
山川は1HR4打点と得点に絡む打撃が出来ませんでした。他にも、栗山、呉と得点に絡む選手達に結果が出ませんでした。チーム打撃成績は、打率.231、OPS.639と奮いませんでした。OPSで言えば、2019年は.833とかなり打ちましたし、貧打だった2020年も.706と比較的打てました。
オリックス戦は、打撃成績の下降と共に、対戦成績も悪くなっています。
大きな要因は、山本由伸と宮城の左右エースと何度も対戦し、抑えられた事です。
山本 8試合 5勝2敗 防御率1.54
宮城 6試合 6勝0敗 防御率1.37
山﨑福 5試合 2勝2敗 防御率3.54
先日、来季の日程が発表され、ライオンズはオリックスの表ローテと何度も対戦する事になりました。
オリックスは他にも、山岡、田嶋、山﨑颯に加えて、今季3Aで良い成績を収めた、新外国人ワゲスパックと、裏ローテを担える先発が居ますので、来季も山本、宮城との対戦が増えそうです。
日本シリーズでヤクルトが見せた、山本由伸に球数を投げさせ、早めに降板させてから勝負と言う方法は良いと思いますが、どの球でもカウントが取れる投手なので、対策も取られると思います。
簡単には攻略出来ないと思いますが、ロッテは両投手を比較的打っていて、山本3.49、宮城4.88です。
この辺の攻め方を研究したり、辻監督も対策は考えているとコメントしていますので、個人ではなくチームとして徹底した攻撃を見せたいです。
ライオンズが優勝するためには、オリックス戦の借金7を減らさなくてはなりません。
来季も多くの対戦が予想される、山本、宮城を完全攻略とは行かないまでも、カードを勝ち越すためには、どちらかには勝ちたいです。
今季は、特に宮城投手に対して、毎回同じようにやられ、淡白に見える攻撃が多かったです。
良い投手は簡単に打てないのは分かりますが、そういう相手だからこそ、選手任せではなく、チームとして、しつこいくらい徹底した攻撃を見せてもらいたいです。

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