今季、復活をかける増田達至投手は、投球フォームを調整中です。
今季は辻監督から8回を任されましたが、守護神予定の平良投手が、オフに手術、更には再入院と年末近くまでかかりましたし、今度はコロナ感染でキャンプも不参加と、開幕に黄色信号です。
中継ぎ補強は、育成ありきの外国人、タカハシ投手のみですし、実績も力もある増田投手にかかる期待は大きいです。
昨年はセーブ機会での失敗が増え、下半身のコンディション不良も重なり、ファームに降格しました。
ライオンズの守護神を長年努めて来ましたが、2018年にも不調により、ヒースに守護神を譲った事があります。
翌2019年には復活をしましたが、2018年の不調を振り返って本人は、疲労などで下半身が上手く使えずに投げ急ぎ、球に十分に力が乗っていない状態で投げていたと分析していました。
2019年の復活には、軸足に体重を乗せて立ってから、自分の間合いで投げていく事を心掛けたのが良かったと、復活の要因に挙げていました。
今キャンプでも、投げ急がずにゆっくりと投げる事を意識しているとの事ですので、2019年と同じような方法で復活を目指しています。
昨年は、下半身のコンディション不良で抹消され、更に終盤には腰痛で抹消されました。現在は、コンディション的に問題ないとの事ですが、負担の大きい中継ぎ投手で、増田のように何年も活躍出来る投手は稀です。勤続疲労も当然ありますし、年齢も重ねて来ていますので、復活に向けて不安がないとは言い切れません。
やはり増田の場合は、打者相手に全力で投げた時に、ストレートで空振りが取れるかどうかがバロメーターです。
例年、キャンプから飛ばしていくタイプではないので、これからだと思いますが、納得のいくフォームで投げられるようなれば、自信を持ってストレートを投げてくれると思います。
昨年のように、決して得意ではない変化球でかわそうとする投球なら、復活まではまだまだと言う事です。
増田、森のバッテリーが、ストレートゴリ押しの投球を見せるようになった時が、増田完全復活となります。
FA引き止めで、昨年から4年の複数年契約を結びました。
当時も書きましたが、酷使してきた中継ぎ投手ですし年齢的にも、4年間全てで活躍出来る可能性は高くはありません。
個人的には、3年目以降は不良債権化する恐れがあると思っていました。
思ったよりも早く劣化してしまったのか、それとも復活を見せるのかは、今シーズンにかかっています。
増田のプルペン練習で捕手を務めた森は、今季にかける想いが伝わると話していました。
この言葉をリップサービスではなく、そのまま受け取り、さらにポジティブに考えれば、以前は複数年契約の3年目以降は不良債権化するかもと書きましたが、昨年休んだ分、残りの3年は活躍してくれると思いたいです。
一昨年、FA流出は既定路線だと思われた中、いい意味で裏切ってくれた増田投手です。今度も、複数年契約中に不良債権化するかもと言うマイナスな考えを、いい意味で裏切ってもらいたいです。

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