ライオンズのライバルとなる、パ・リーグ他球団のオープン戦からの現状です。
オリックス
オープン戦 8勝7敗 6位
山本、宮城投手の2枚看板が健在。
宮城投手は防御率こそ悪いですが、両者共にイニング数を超える三振を奪っています。吉田、杉本選手はオープン戦不調。
吉田選手は打率.167、杉本選手は打率.233で、両者共にホームランはありません。ただ、吉田選手は出遅れましたし、ライオンズキラーでもあるので、不調を引きずるとは思わない方が良いです。投手力の高いチームですので、ライオンズとしては無駄な四球からの失点がないようにしたいです。
ロッテ
オープン戦 5勝9敗2分 9位
ご存知のように、佐々木朗希投手が凄い球を投げています。
この時期から160キロのストレートを投げ、さらにはフォークも鋭く落ちています。奪三振率は驚異の15.83です。
球速が出ているだけでなく、制球も出来ているので、コンディションさえ崩さなければ、今や日本一の投手となった山本由伸投手を超える可能性もある投手です。対策必須の投手ですが、対策を取り、分かっていても打てない投手になりうる可能性を秘めた今シーズンです。
野手では、オープン戦首位打者の高部選手が注目です。
3年目24歳の外野手ですが、オープン戦は打率.393、OPS.935と共に1位です。ライオンズはロッテとは相性が良いです。ただ、ライオンズは、長年ソフトバンクに苦手意識を持ってましたが、選手が入れ代わり、それもなくなりました。ロッテも若手が伸びてきているので、同じようにならないように、しっかり抑えて行きたいです。
楽天
オープン戦 11勝2敗3分 1位
日ハムから移籍した西川選手が打撃好調です。
規定打席には届きませんでしたが、打率364、OPS996と好成績です。昨年もライオンズ戦には強かったので、要注意です。ライオンズは楽天の左打者が苦手ですが、また1人難敵が加入してしまいました。外国人次第では、優勝候補筆頭に。
投手は、田中、則本、岸、早川、瀧中投手とタレント揃いです。野手は、浅村選手を中心に好打者が多いですが、大砲がいません。その中で、マルモレホス、ギッテンス選手を獲得しましたので、この2人が機能すると投打ともに充実したチームへと変貌します。ライオンズは昨年、大きく負け越していますので、ファン心理的にも楽天には勝ち越してもらいたいです。
ソフトバンク
オープン戦 8勝5敗3分 4位
メジャーリーガーのガルビス選手加入。
今宮選手の不調が続いている事もあり、二遊間の補強として、現役メジャーリーガーを獲得しました。キューバ3人衆もいますので、外国人の層も厚いです。チームは過渡期を迎えていますが、その分育成も補強もお金をかけるチームですので、強敵なのは変わりありません。投打のチグハグさを解消出来るか。
主力の高齢化が進んでいるとはいえ、千賀投手、柳田選手という投打の軸は健在です。昨年も、勝敗に大きく影響を与える得失点差がパ・リーグ1位の+71もありながら、負け越したというチクハグさを、新任の藤本監督がどう立て直すのかがポイントです。
日ハム
オープン戦 8勝6敗2分 5位
ドラ8北山投手圧巻の投球。
150キロを超える、空振りの取れるストレートに、キレの良いフォークで三振の山を築いた守護神候補です。奪三振率は圧巻の19.5です。
ルーキーですし、シーズンに入ったらどうなるか分かりませんが、オープン戦では、バットに当てるのもやっとの、仕上がりの良い投球をしていましたので、強敵となりそうです。
やっぱり新庄ビックボスが注目。
エンターテイナーでもあるので、勝敗以上にマスコミからの注目も抜群です。ただ、野球人としても、選手をよく見ている指導者でもあるので、モチベーターとして機能すると厄介です。戦力的には、他球団と比べると落ちるものの、対戦成績的にもライオンズとしては、油断できる相手ではありません。ビックボスは開幕3連戦は遊んで、真剣勝負は札幌3連戦からと発言されてますので、ちょうどライオンズ戦から本気出すようです。
ライオンズにも、新戦力や若手の飛躍とポジティブ要素がありますが、同様に他球団にもあります。
戦力層的には、楽天、ソフトバンクが強力ではありますが、主力が結果を残せればライオンズも負けてはいません。
昨年の最下位という、残念な結果より下がることはないので、選手、首脳陣は思い切ったプレイや采配をしてもらいたいです。
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