来季からチームの中心に、そして骨牙コンビの後継者への道を進む外崎修汰選手、源田壮亮選手です。
今季のライオンズ総括は、ライオンズ所属の支配下、育成全選手書きましたので今回で最後となります。良かったら「2022総括」でカテゴリー分けしたので、読んでいただけると幸いです。
今年の総括は11月初旬から、1記事で2人以上取り上げて不定期で書かせてもらいましたが、外崎選手がFA残留を決めた際に何となく源田選手も今季から複数年契約を結ぶのではないかと感じ、今年の総括は骨牙コンビから始めたし最後はトノゲンで締めようと思っていました。
源田選手が複数年契約を結ばなかったら、締めは山川、高橋選手の4番とエースコンビかなと、状況を見守りつつ書く順番を考えていましたが、源田選手の複数年契約が決まり当初の予定が実現して良かったです。
それでは、今季の成績からの振り返りと来季への期待です。
外崎選手
132試合
出塁率.295 長打率.356 OPS.650
三振率20.7% 四球率9.5%
今年も打撃成績は不満足な結果となりました。
頭角を現した2018年はOPS.830、自己最多の26HRの2019年はOPS.846と今後に期待が持てる活躍でしたが、2020年からはOPS.688→.651→.650と3年間下降しています。
今季はキャリアハイの2019年と比べても、三振率、四球率とほとんど変わりはないのですが、長打が大幅に減りそれに伴い出塁率も低くなっています。
出塁率が高い選手は長打率も高い傾向がありますので、外崎選手としては元々の武器でもあったパンチ力を活かした打撃を復活させたいです。
今季は辻監督も外崎選手の打撃復活させたいと、首脳陣総出で外崎選手の改造を行い、打撃フォームも変えて挑みました。
一時的に良いときもありましたが、2018、2019年程の打撃はまだ見せられません。
傾向として逆方向に長打が出ているときは好調な時が多いので、やはり長打力を伸ばしたいです。
また、今季は対左には.316と良く打ちましたが、対右では.184と極端に打てなくなります。
立場的には、相手が誰であれ試合に出続ける選手ですので、左投手キラーは継続しつつも右投手の低打率は改善したいです。
現状、打撃成績は物足りないものになっていますが、それ以上に守備・走塁面での貢献度は高いです。
UZR15.4は両リーグトップですし、WARも3.6稼いでいます。守備・走塁面だけでもお釣りが来る選手ではあります。
しかし、ファンとしては勝手ではありますが、外崎、源田選手には骨牙の後継者になってもらいたいですし、そうなると打撃面でもレベルアップしてもらいたいです。
また、来季からは30歳を迎え、フィジカル的には今後下り坂になってくる年ですので、守備力が落ちる可能性がある分打撃成績を向上させたいです。
ライオンズに残留してくれただけでも有り難い選手ではありますが、ファンとしては選手の残留以上にチームの優勝が見たいです。
来季からのライオンズは、外崎、源田選手のチームです。
チームを鼓舞し引っ張っていくだけでなく、ここからキャリアハイの成績を出せるように、しっかりトレーニングをして来季を迎えたいです。
源田選手
108試合
出塁率.317 長打率.338 OPS.655
三振率15.8% 四球率6.6%
今季は怪我もあり自己最小の出場数となりました。また、入団から5年連続で打率.270を守っていましたが、それも途切れてしまいました。
来季FA見込みのため、今季から5年の長期契約を結びましたが、本人としては今季は不完全燃焼だったと思います。ただ、出塁率的には今までと大きく変わることがないため、打撃向上を期待はしていますが、今のスタイルだとこの辺が限界の選手とも言えます。
ご存知のように、圧倒的な守備力、走塁力がありますので、それだけでも価値のある選手です。
プレイ以外でも好感の持てる立ち振る舞いをする選手ですので、現状維持でも十分ライオンズの戦力です。
ただ、外崎選手同様に来季30歳を迎えますし、ここからはフィジカルの衰えとの戦いにもなります。
運動量の必要なショートですし、何歳までやれるのか不安もありますが、これも外崎選手同様にもう少し打てるようになりたいです。
ただ、外崎選手と違って長打がある選手ではないので、向上させたいのは出塁率です。
相手からしたら怖さがない打者ですのでゾーン内にどんどん投げてきますし、そうなると四球率も低くなりますが、長打がない分相手が嫌がる事が出来るように、また高めのストレートで力負けしないような打撃スタイルで対抗したいです。
個人的には、落合政権下の荒木、井端選手のアライバコンビのように、外崎、源田選手が上位で出塁し、クリーンアップで返すような打線が理想的です。
そのクリーンアップが、山川選手しかいないのは大きな課題ではありますが。。。この辺は外国人選手を当てるのと、ドラ1蛭間選手を長距離砲として育成することで対応したいですが、まずは源田選手は出塁率を上げられるようにレベルアップしたいです。
守備が売りの選手ではありますが、毎年のように.270付近の打率を維持できるのは、打低のプロ野球界では凄い事です。
相手が嫌がる事や高めのストレートで力負けしない打撃を身につけ、結果的にもう少し四球率が上がれば出塁率も上がりますので、守備+出塁率を意識して来季からもキャプテンとしてチームを牽引してもらいたいです。
外崎選手はFA残留で4年契約、来季FA取得見込みの源田選手は今季から5年契約となり、両者共に生涯ライオンズを宣言しました。
ライオンズファンからしたら、安心してユニフォームやグッズを買える貴重な存在となりました。
コロナ禍による経営不振もあり、当時はコア4全員流出の未来も想像しましたが2人は残ってくれました。
戦力的にも大きいですが、それ以上に流出の多いライオンズにおいて主力選手の生涯ライオンズ宣言は、ファンにとっては特別なものになります。
ただ、最高のファンサービスは選手の残留ではなく優勝することです。
そのための戦力として外崎、源田選手には大きな期待がかかりますが、栗山、中村選手のように戦力的にもレジェンドとなれるかどうかは今後の活躍次第です。
複数年契約に胡座をかくタイプではないと思いますが、さらなるレベルアップを目標に2人にはチームを牽引する活躍を期待しています。
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