今季中継ぎとして大きな成長を見せた、水上由伸投手、本田圭佑投手です。
昨年最下位から今季は3位となりましたが、中継ぎ投手の中でこの2人の成長は、上位進出の力になりましたし、大きな戦力アップでもありました。
今季の成績は、
水上投手
60試合56回
WHIP0.91 K/BB2.35
奪三振率6.43 与四球率2.73
60試合56回を投げて、平良投手共に最優秀中継ぎ投手のタイトル獲得です。
育成からここまでの投手になれたのは、本人の努力はもちろん、見つけたスカウトも良い仕事をしました。
昨年育成から支配下となりましたが、ファームでは制球は良かったですが、それほど目立った活躍ではありませんでした。ただ、1軍昇格してからは大活躍でチームの大きな戦力となりました。
今季は、勝ちパに入る躍進を見せタイトルまで取れたのは、水上投手にとっても自信となります。
ピンチでも動じず、強気にインコースに投げ込めるメンタルの強さは大きな武器です。ストレートも速いですし、スライダー、シュートと左右の揺さぶりで凡打を築きます。
ただ、今季はスライダーが浮き気味な事も多かったので、この辺の修正はしたいです。また、今年は登板過多が原因で終盤は失速してしまいます。
使う方の問題ではありますが、来季もおそらく登板は増えると思いますので、オフはしっかり身体を休ませたいです。
来季も勝ちパとしての登板が期待されます。今季の登板過多が来季に影響出ないように、使う方も適度に休ませながら、本人もケアにお金をかけながら、シーズンに臨みたいです。
本田投手
45試合50.1回
WHIP1.03 K/BB2.20
奪三振率5.90 与四球率2.69
先発投手としてまとまってはいるものの、突き抜けたものがなく、1.5軍クラスを抜け出せない投手でしたが、まさかの中継ぎ転向で覚醒しました。
中継ぎとして、45試合50.1回を投げました。
シーズン序盤は、ファームでイニングイーターをやらせていたのが恥ずかしくなるような活躍です。
本人は、ファームでイニングイーターをしたことが役に立ったと言ってくれましたが、故障のリスクも高まるので来季は避けたいです。
今季の飛躍に繋がった要因は、個人的には高めのストレートを投げ込めた事だと思います。
元々制球は悪くない投手でしたが、パワー不足ですし、フライボールピッチャーですので、中継ぎとしては一発の怖さもある投手でした。
ただ、中継ぎ転向されてから、高めのストレートを勇気を持って投げられた事で、低めのチェンジアップやスライダーも効果的に使えるようになり、道が開けました。
ストレートの球速も、今季は140後半が出ることもあり、非常に良かったです。
一時期は勝ちパに入る大活躍でしたが、シーズン中に慣れない中継ぎに転向しましたし、連投も重なり、終盤は失速しました。
ただ、慣れない中継ぎや連投もこなすなど、今季は本当に頑張ったと思います。
秋季キャンプでは、100球前後の投げ込みをしているようですが、出来れば身体を休ませたいです。
来季も、今季プロとしての活路を見出した中継ぎで行きたいですし、連投に耐えうる身体作りに加えて、消耗した肩、肘を休ませたいです。
来季は開幕から、僅差登板を任される中継ぎ投手としてブルペンを支えてもらいたいです。
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