源田選手がWBCに選出された事で、万が一を考えたショートのバックアップも必要です。
開幕前の身体も完全に仕上がっていない中での国際試合という本気の試合ですので、自然と力も入るでしょうし怪我のリスクを無視したプレイも出るかも知れません。怪我はなくても、激戦を終えた後にシーズンに入る訳ですので疲労や調整などに少なからず影響は出ます。
昨年までなら、WBCの疲労を考慮して源田選手を休ませるなら山田選手が居ましたので、守備の面での心配はありませんでした。
しかし、色々ありトレードになりましたので、今季は他の選手がバックアップにならなくてはなりません。
打線の得点力不足が懸念されるシーズンですので、ディフェンシブな戦いを強いられる中、内野守備の要であるショートは重要なポジションです。
バックアップ筆頭となると、昨年育成から支配下となった滝澤夏央選手です。
源田選手と自主トレを共にし、レベルアップに励んでいます。
守備に関しては良いものがありますが、打撃、走塁判断はまだまだです。
特に打撃はパワー不足が顕著です。
長打を打つ選手ではありませんが、1軍投手の球威に負けてしまうようでは、ヒットどころか打球もまともに飛ばせません。ファームで徹底的に打撃を磨き、ファームクラスの投手相手なら長打も打てるようにしたいです。
また、空振り率も減らさなくてはならないタイプの選手です。
非力な打者のため相手も警戒はしてこないため、四球はあまり期待できませんが、しっかりボールを見極められる打撃スタイルにし、ファームでは三振率15%以下をキープしたいです。
源田選手を休ませる試合を作るのであれば、代役の筆頭候補でありますが、まだまだ課題も多い選手ですので、本来はじっくりファームで育成をしたいです。
そうなると、期待がかかるのは大卒社会人ルーキーの児玉亮涼選手です。
今日は2023新人合同自主トレ初のノック!
— 埼玉西武ライオンズ (@lions_official) January 13, 2023
以前から「守備では負けない!」と話していた #児玉亮涼 選手。
軽快な動きを見せています!#埼玉西武ライオンズ #seibulions pic.twitter.com/gAvRRWpaiE
大卒社会人という事で、当然即戦力として獲得しています。
過去のデータ的には、チームに必要なポジションをピンポイントで獲得する大卒社会人の野手は、戦力となる成功率は高いため期待もしています。
守備の評価が高い選手です。
ライオンズ的には、ドラフト時に守備の評価が高く獲得した大卒社会人となると、近年では源田選手や山野辺選手となりますが、どちらのタイプとなるでしょうか。
ドラフト6位で獲得していますので、当然あれもこれも出来るとはならず、打撃面での非力さが課題です。
同じ大卒社会人では児玉選手同様に守備型として獲得された、日ハムの上川畑選手がドラフト下位指名ながら主力級の活躍を見せましたので、チームは違いますが児玉選手も二匹目のドジョウとなってくれると山田選手の代わり以上の戦力アップとなります。
実際に紅白戦やオープン戦で打撃を見てみないと分かりませんが、非力な所はすぐに改善とは行きませんので、ボールを見極められるアプローチの部分を高めたいです。
ルーキーとはいえ年齢を重ねていますので、本人も当然即戦力のつもりで入団しています。
打撃面での不安はありますが、源田選手も入団時に他の選手の打撃練習を見てヤバいと思ったと言ってましたし、どういう取り組みをしてプロに適応したのかは直接聞いて自身も取り入れたいです。
滝澤選手、児玉選手とスケール的には小さい選手ではありますが、ライオンズの支配下選手である限り戦力化しなくてはならない選手です。
滝澤選手は高卒2年目、児玉選手はルーキーですので、まだ計算は出来ませんがどこまで伸びるのかという天井もまだ分からないという意味では期待したいです。

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