ローテ5、6番手が課題のライオンズは 、新戦力も加えて競争となります。
髙橋、今井、平良投手は二桁勝利、隅田投手は9勝と、この4人は合わせて40勝30敗と勝ち負けは運もありますが、今季は内容的にも高いパフォーマンスを見せました。
一方、ローテ5、6番手を担った松本、エンス、與座、宮川、渡邊投手は合わせて11勝26敗と大きく負け越し、内容的にも良くなく極端な弱点となっています。
また、投手は中継ぎも課題です。中継ぎは四球が多く三振が少ない成績となっています。テコ入れ必須です。
そのため中継ぎは、アブレイユ、ヤン投手と奪三振能力に特化した中継ぎ投手を獲得しました。制球難ですので四球も増えると思いますが、中継ぎの奪三振率改善のためのテコ入れという意図は感じる獲得です。
ただ、中継ぎに2人新外国人を獲得したため先発は既存戦力で戦うことになります。
実績のある、松本、與座投手の復活や渡邊投手の成長、そして競合ドラ1のルーキー武内投手でローテ5、6番手を埋めていくことになると思いますが、長いシーズンですのでコンディション不良や怪我もあります。それだけでは足りません。
先発挑戦のボー、青山投手や、球団的にはロングを想定している現役ドラフトで獲得した中村投手、また羽田、黒田投手ら期待の若手先発の力も必要です。
先発投手はイニングを投げることが特に重要です。
若い先発達も1軍でそういう経験をし、大きく成長させたいです。
ただ、まだその力はありません。そのため、何度も書いてますが、2024年シーズンこそは半人前の先発2人で試合を作る起用をしてもらいたいです。
松本投手は復活すれば髙橋投手らと同様にイニングも投げられる先発投手になれますが、その他の投手は3巡目が課題だったり、まだ体力が追い付いていなかったり未知数な部分が大きいです。
中継ぎ負担も考えれば、カード毎にブルペン総動員という事にならないように、與座+ボー、渡邊+青山など組み合わせて終盤までと言った起用も必要になってきます。
あまりライオンズはそういう起用をやりませんが、ローテ5、6番手が明確な課題となりテコ入れはルーキー武内投手くらいですので、既存戦力を最大限活かした起用が重要になってきます。
理想は、松本投手が6番手になるくらい頼れる先発5番手が誕生することですが、それが難しければ現実的な方法としてショートスターターの組み合わせで試合を作る起用も考えたいです。
ローテ5、6番手候補者達は、髙橋、今井、平良、隅田投手と比べればまだ半人前ではありますが、それぞれ光るものがある投手達です。
ただ、長いイニングとなると周回効果やスタミナの問題も出て来ますので、まずはやれる範囲を全力で抑え徐々にイニングを伸ばして行き一人前にしたいです。
こうしたショートスターター起用の組み合わせとなると、鍵を握りるのは豊田コーチの手腕です。
相手に合わせた組み合わせを考え、計画的に準備・起用をしなければならないので大変ではあります。
ただ、ソフトバンクやオリックスと比べて戦力に劣るライオンズが上位を目指すなら、既存戦力を最大限に活かさなければこの戦力差は埋められません。
育成しながらも目先の勝利を掴むためにも、既存戦力を最大限に活かす起用を豊田コーチには期待したいです。
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